2025.11.21 別世界へ移動する実験が繰り返される【高い城の男 シーズン3 エピソード9,10】

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評価:3
■ヒトコト感想
シーズン3のラストの展開は激しく変化していく。強烈なのは主要キャラのひとりであったフランクが木戸の手によって処刑される場面だ。それも日本人の処刑のやり方らしく、刀によりフランクの首を切り落とすという残酷な手段だ。スミス周辺ではスミス婦人が娘たちの検査を逃れるために逃げ出している。これは大きなインパクトのある流れとなるのだろう。
その後では、別世界に行くためにナチスの実験が生々しく描かれている。捕虜を使って人体実験をする。その結果、4人のうちひとりだけが別世界に転送されている。残りの3人はミンチ状態になっている。なぜそうなるのかは語られていないのだが…。明らかにスミスは別世界へ行くことを意識している。
■ストーリー
ジュリアナとワイアットは使命のために東へ向かう。そして大ナチス帝国の極秘プロジェクトの中核に迫っていく。太平洋合衆国と大ナチス帝国の関係改善のため、田上はスミスに接触する。そしてスミスは重大な真実を知ることになる。木戸は自らの使命に決着をつける。大ナチス帝国の計画を阻止しようとするジュリアナは、危険な状況に陥る。ヒムラーとジョン・スミスはイヤー・ゼロの盛大な式典を行う。成功を収め続けてきたスミスだったが、ある痛手を受ける。目的を果たしサンフランシスコへ戻ってきた木戸は、友人のために尽力する。田上は難しい決断をくだす。エドはサンフランシスコへ戻り、チルダンと再会する。
■感想
木戸は執念深くフランクを追いかけ続けている。フランクは最後まで生き残るかと思われたのだが…。ここであっさりと退場している。初期から登場していたジョーとフランクが退場し、高い城の男であるアベンゼンもスミスにより逮捕拘留されてしまう。
別世界があることは公然の秘密となり、ナチスはその研究を行っている。アベンゼンを手元に置いて、何かしらの研究への助けになるのかと思いきや…。わざとなのかアベンゼンはひたすら頭がおかしくなった人のふりをし続けている。
田上は自分が別世界へ行ったことがあるとスミスに告げる。恐らくだが、スミス自身が別世界へ行き、息子に会いたいのだろう。自分と息子が映っているフィルムを見て何を思うのか。あっさりと別世界に行く者もいれば、ナチスの実験は危険極まりないものとなっている。
ナチスの力で別世界に行くことがかなり危険だということがわかる。シーズン3のラストで、とらわれたジュリアナがまさに別の世界へ移動する瞬間、スミスがジュリアナに向けて銃弾を放つ場面は強烈だ。
ナチスの祭典であるイヤーゼロの式典で、自由の女神が倒壊する。これからはナチスの時代がくると思わせられた中で、長官であるヒムラーが狙撃されてしまう。このままヒムラーが死んだ場合はスミスがナチスの最高権力者になってしまう。
そうなればスミス婦人のことも助けることができるのだろうか…。アベンゼンが説明する別世界の流れの説明では、仮に別世界に行ったとしても、同じ世界に2人は存在できないので、どちらかが死ぬことになるらしい。
シーズン4に向けて大きな動きがあった。
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