2025.9.19 水爆の映像でドイツと日本の戦争を避ける【高い城の男 シーズン2 エピソード9,10】

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評価:3
■ヒトコト感想
シーズン2も終わりに近づいている。大きな動きとしてはヒトラーが死んだことが公となり、ヒトラーは日本人により暗殺されたということにされていた。これによりドイツは日本へ宣戦布告することが可能になり、日本へドイツが原爆を落とすという未来が浮かび上がってきた。それを必死に阻止しようとする木戸とスミス大将。
フランクたちがレジスタンスとして行動したことで、日本軍の山本大将を殺害することに成功する。フランクたちの動きよりもジュリアナの決断が物事に大きな動きを与えることになる。別の時間軸へ移動した経験をいかし、田上はドイツとの戦争を避けるための策略を練る。ジョーとスミス大将の立場があっという間に変わっていたことが印象的だ。
■ストーリー
田上は家族のいる世界に残るか、元いた世界に戻るかで悩んでいる。ジュリアナは帝国から脱出するために、レジスタンスと危険な取引をする。エドからレジスタンスの作戦を台無しにする秘密を明かされたフランクは、親友の裏切りにどう対応すべきか決断を迫られていた。日本を壊滅から救うための秘策を思いついた田上は、木戸の協力をあおぐ。一方、人生の危機を迎えていたスミスは自分を守るため、危険なほど大胆な賭けに出る。ジョーは正しいことをしようと奮闘するが、最終的には裏切りに苦しむことになる。ジュリアナは世界の未来のために胸が張り裂けそうなほどつらい選択をする。
■感想
フランクはあまり動きがない。大きな動きはドイツと日本だ。ヒトラーが死に、その後のドイツを率いるのはジョーの父親だった。これによりドイツの権力構造が変化しスミス大将は窮地に陥るはずだったのだが…。
ドイツが日本に原爆を落とす。それを避けるために田上が別の世界に行った際に手に入れた情報により機転をきかす。木戸の日本を守るという胆力がすさまじい。わずかな糸を頼りにスミス大将にアクセスし、日本が水爆を持っているというフェイク映像を活かす。
この映像がまさに現代のアメリカということなのだろう。別の時間軸ではアメリカが勝者となり水爆の開発をしていた。それを利用して日本が水爆を持っているとドイツに信じさせる。ヒトラーを暗殺されたドイツは報復のために日本へ原爆を落とそうと考えていたのだが…。
日本が水爆を開発していると知り、その決断を取りやめる。そして、権力を取り戻すスミス大将。圧倒的に不利な状況を一発逆転でひっくり返す。木戸の胆力とスミス大将の捨て身の行動のおかげなのだろう。
スミス大将の息子は自ら難病だということを知り、ナチスへ申告する。それによりどこかに連れていかれて処分されるのだろう。まだその事実を知らないスミス大将。シーズン3ではスミス大将周辺でさらに大きな出来事が起きるのかもしれない。
ドイツと日本の戦争を避けることができた木戸。別の時間軸の秘密を知ってしまった田上。こうなると、物語の落としどころがどうなるのか不明確になった。レジスタンスは再び活発に動くのだろうか、それとも…。
シーズン3も気になる流れだ。
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