高い城の男 シーズン2 エピソード7,8


 2025.9.5     ヒトラーの死が近い【高い城の男 シーズン2 エピソード7,8】


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評価:3

■ヒトコト感想
ヒトラーが瀕死の状態となったことで、事態は大きく動き出す。最も影響が大きいのはスミス大将だ。どうやら権力争いの派閥の中で、がっつりとヒトラー側であったスミス大将はヒトラーが死んだことで粛清される危険性があるようだ。何かしらスミス大将は策略があるようで、ヒトラーに代わる総統が誰なのかは予想しながら、その後の先までも考えている。

ジョーは自分の出自を知り、そして、ジョーの本当の父親が次の総統になる可能性がある。ヒトラーが死亡したタイミングで戦争が起きると予言されている。それは、つまり高い城の男が作成したフィルムの中で映っていた状況になるということだ。別の時間軸の中での世界に迷いこんでいる田上が気になるところではある。

■ストーリー
ジュリアナはスミス家に出入りするうちに、危険な秘密を知ってしまう。チルダンとエドはヤクザに作ってしまった借金をどうにかしようとした結果、厄介な現場に遭遇してしまう。フランクはレジスタンスの作戦に参加し、日本軍が目論む悪夢のような計画を知る。ジュリアナはレジスタンスに、ある情報を伝える。だがそれは第三次世界大戦を引き起こし得るものだった。ベルリンでの政情が不安定になり、ジョーは命を危険にさらしてでも残るかの決断を迫られる。フランクはジュリアナに関する真実を知る。その結果、親しくなったレジスタンスの仲間に疑問を覚える。

■感想
ジュリアナはスミスの家庭に入り込んでいる。スミスの息子が病気であることに気づいたジュリアナ。スミスの家庭内部での問題もあるのだが、それよりも大きなヒトラーの死というのがスミス大将家族とジュリアナにも大きな影響を与えることになる。

ジュリアナはレジスタンスにヒトラーの死が近いことを連絡する。そして、そのタイミングでレジスタンスが動き出し、その後には核爆弾がNYに落とされるという予告までも発生する。これが高い城の男のフィルムの状況になるのだろう。

フランク側では、フランクたちを脅していたヤクザたちに大きな動きがある。実は木戸とスミス大将が裏でつながっていた。お互いが国のためを思い、木戸はあえてドイツと日本が戦争しないように動いており、それは警察組織としての職務からは反することになる。

スミス大将と木戸の絡みも驚きだが、その後、木戸は独断で動いてヤクザを射殺している。これにより、フランクたちを脅していたヤクザはいったんは崩壊したことになり、フランクたちは厳しい取り立てから解放されたことになる。

田上だけは別の時間軸の世界に入りこんだままだ。そこでは息子の嫁がなぜかジュリアナであり、日本が戦争に負けた世界となっている。田上はそのIFの世界を見たことで、現実世界に戻ってきた際に、何か大きな影響がでてくるのだろうか。

かなり大きな動きが出てきた。ヒトラーの死を契機に大きな動きがあることは間違いない。ここからどのように変化していくのか。レジスタンスによるナチスへの攻撃は、核爆弾を使うようなものになるのか。

強烈なインパクトのあるエピソードだ。



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