高い城の男 エピソード9,10


 2025.7.14     切腹覚悟で日本を救おうとする木戸警部【高い城の男 エピソード9,10】


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評価:3

■ヒトコト感想
シーズン1のラストへ大きな変化がある。まず、フランクが手に入れたフィルムには、サンフランシスコに原爆が落とされ、フランクをジョーが殺害する映像が残されていた。メインのフィルム関連の流れは、中々フィルムの全容が見えないのと、その製作者である高い城の男の正体が不明なのはかわらない。そこから木戸警部は切腹の期限がせまり、スミス大将は自分を暗殺しようとする上司の存在を知る。

誰もが崖っぷちに立たされている。田上大臣に至っては、シーズン1のラストでアメリカが勝利した世界線の映像を見ることになる。日本とドイツが勝利した世界線で、ドイツはさらに日本との戦いを望み、日本は勝てないであろうドイツとの闘いを避けようと画策する。

■ストーリー
時間切れが迫る中、追い詰められたフランクは命懸けでジョーを救うハメになる。すべての事がうまく運び、スミスは自分の暗殺を目論んだ黒幕を見つけ出した。田上は自身の思惑がもたらす結果を目の当たりにし絶望する。そして木戸の捜査は襲撃に関する重要な発見から大きな転換を迎える。事態は様々な展開を見せ、ジュリアナは命を懸けた決断をする。ウェゲナーは決死の任務を負ってドイツ本国に戻った。一方スミスは死を覚悟で、自分の命を狙う人物と狩猟に出かける。そして木戸は、残された時間内に事件を解決しようと必死に捜査するのだった。

■感想
謎のフィルムを追い求め、日本のヤクザと相対することになるジョーたち。そこでジョーがヤクザに捕まるのだが、フランクとジュリアナが身代金を支払って助けたりもする。日本のヤクザの狡猾さはすさまじいが、そんなヤクザを殺害してでもフィルムを奪い取るジョーもすさまじい。

いざとなれば、スミス大将がすべての尻拭いをしてくれるということなのだろう。ヤクザの手下を2人殺して逃げだすジョー。そして、フィルムの中身は…。このフィルムの位置づけは今の段階ではまだはっきりしない。

皇太子暗殺事件の真犯人を追う木戸警部。ここで木戸はヤクザから真実の情報を得る。ドイツがあえて皇太子を殺害し、日本とドイツの戦争をもくろんでいた。それを理解している木戸警部はドイツの将校である真犯人を殺害し、犯人を隠蔽する。

真犯人はフランクということにして幕引きを図ろうとする。つまりは木戸警部は切腹する覚悟でドイツ人将校を殺害したということだ。実は同じく、田上大臣も日本とドイツの戦争を避けるために様々な策略を練っていたということがわかる。

スミス大将のパートも強烈だ。上司に命を狙われ、フィルムを手に入れるように迫られる。さらにはヒトラーに対する裏切りもはっきりとさせている。ここでスミス大将はどのような決断を下すのか。実はヒトラーはすべてを察知しており、すでに手を打っていた。

スミス大将は自分を狙う上司を狙撃し、ヒトラーに対して忠誠を誓う。ジョーの行く末も気になるところなのだが、スミス大将、田上大臣、木戸警部あとはエドが身代わりになったことで開放されたフランクだ。

シーズン2も気になるところだ。



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