高い城の男 エピソード5,6


 2025.6.20     フランクを追いかけつづける木戸警部がすさまじい【高い城の男 エピソード5,6】


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評価:3

■ヒトコト感想
前回で皇太子が何者かに襲撃されたのだが、一命はとりとめる。直前まで皇太子を狙撃しようとしていたフランクは何もせずに地元に戻るのだが…。ジュリアナも実家に帰って日本政府の施設で仕事をしようとする。それまで動き続けた様々な人々が別の行動に出始める。特に印象的なのはジョーの上司であるスミスだ。旧友であるヴェグナーを家族に紹介してもてなしたかと思うと、異なった思想をもつことに気づき、あっさりと秘密警察に引き渡したりもする。

ジョーはスミスに泳がされており、あっさりとその罠にはまったジョーは次回で裏切り者として何かしら容疑をかけられるのだろう。田上やスミス、そして木戸など責任ある立場の者たちは、明らかに何かを考えて行動している。

■ストーリー
ジュリアナは自宅へ戻ったものの、結局、フィルムに隠された謎に迫る新たなヒントを得るに留まった。その頃、ナチス本部での報告の場でジョーが苦境に立たされていた。木戸が皇太子演説の際に起きた事件捜査をする一方、極秘情報に関わる田上とウェゲナーの計画は大詰めを迎えていた。「退役軍人の日」をスミスの家で祝うことになったジョー。それを好機として、フィルムについての情報を得ようとする。田上の下で働くことになったジュリアナは、答えを求めて調査を続ける。スミスは「退役軍人の日」の祝いに旧友も家に招くが、思わぬ結果となる。

■感想
皇太子襲撃事件後の動きが描かれている。フランクは自分が銃を撃つ前に何者かが皇太子を襲撃したことに衝撃を受ける。皇太子襲撃の責任をとって切腹する責任者もいる。そんな中で犯人逮捕に必死となる木戸は例外なくすべての外国人をターゲットとして厳しい取り調べを進めている。

ここで田上が通商大臣としての権力でヴェグナーを逃がしたりもする。日本政府内も一枚岩ではない。田上はジュリアナとも絡みがあり、フランクが落としたネックレスも拾ってしまう。何かしら田上がカギを握るのは間違いない。

ジョーはジュリアナと別れ、そのままニューヨークに戻る。そこで上司であるスミスに報告するのだが…。スミスは何を考えているかわからない。それまでの流れでスミスは用心深く、人をたやすくは信じない性格だという描かれ方をしていた。

それが、ジョーのことに疑いの目を向けるのだが…。ジョーはそのままスミスの家に招待され家族と食事を共にするのだが…。飛び入り参加したヴェグナーがスミスと対立するような言動を行い、最後にはドイツの秘密警察に逮捕されてしまう。強烈な流れだ。

ジュリアナは田上に近づき、ジョーはスミスの情報を盗み出そうとしたことをスミスに見つかってしまう。田上とつながりのあったヴェグナーは逮捕されてしまう。木戸は犯人逮捕のため、ジュリアナに対するマークを強くする。そして、皇太子殺害とは無関係のはずのフランクのもとにも警察の手が迫り始める。

今の段階では皇太子を襲撃した真犯人はまだはっきりしない。高い城の男もはっきりとは登場してこない。レジスタンス的に活動する者たちがちらほらいる程度で。。。

何かしら高い城の男の正体が、今後はっきりしてくるのだろうか。。。



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