スマホを落としただけなのにー最終章ーファイナルハッキングゲーム DVD通常版 [ 中田秀夫 ]
評価:3
■ヒトコト感想
シリーズの因縁である浦野と加賀谷の対決が描かれる。前作で警察に拘束されたはずの浦野が逃亡し、大規模なサイバーテロを展開する。このサイバーテロの場面は強烈なインパクトがある。Jアラートをハッキングし北朝鮮からミサイルが飛んでくると思わせる。それもミサイルの目標が東京のど真ん中となると…。映像までもフェイク映像で作り上げて、日本の中枢の組織をだまそうとする。
浦野が韓国のテロ組織と合流し日韓首脳会議を邪魔しようとする。ハッキングがメインとなる本作。スマホ1台から様々な個人情報が抜き取られ、個人に大きな影響を与えるのは事実だろう。浦野のハッキングが実際にできるのかわからないが。。。これが現実になると考えると恐ろしい展開だ。
■ストーリー
長い黒髪の女性ばかりを狙った、連続殺人事件。被害者は落としたスマホから個人情報を奪われ、家族や恋人だけでなく、最後は命まで奪われてしまう。ただ、スマホを落としただけなのに...。人の心を操る天才的ブラックハッカーでもある連続殺人鬼の浦野(成田凌)は、事件を追っていた刑事の加賀谷(千葉雄大)に一度は捕まったものの、刑務所内からサイバー攻撃を計画して、警察内の混乱に乗じて姿を消してしまった。
浦野は、一体どこに――?平穏な日々が続く中、突如として日本政府に、大規模なサイバーテロ攻撃が再び仕掛けられる。発信元は、韓国・ソウル。これは浦野の仕業なのか?浦野を監視するエージェント・スミン(クォン・ウンビ)の正体は??日本と韓国を舞台にした、スマホを持つ者全てがターゲットの、<ファイナル ハッキング ゲーム>がいま始まる――。
■感想
序盤でいきなり浦野のハッキングがさく裂する。Jアラートのハッキングはすさまじい。それでいて、実際にミサイルは飛んでこないが、さも飛んできてビルに直撃したようなフェイク映像を作り上げる。この流れは強烈だ。
過去の事件で浦野をとらえてきた加賀谷が、浦野の動きを察知することになる。これまでのシリーズと同様に浦野の強烈なハッキング能力が発揮される。というよりも、カフェで少しトイレなどで席をはずした瞬間に、スマホをハッキングされる可能性があるのは恐ろしい。
今回は韓国の女性スミンが深く関係してくる。過去に激しい虐待を受けた経験のあるスミン。同じく浦野も虐待経験者だったのだが…。なんだかこのあたりは安いドラマのように感じられてしまった。首脳会談を狙った浦野のハッキング能力とは別のレベルで、物語に大きな影響を与えている。
流れ的には加賀谷たちのサイバー組織と浦野の端末乗っ取りのハッキングの対決となる。ここまで大規模になると、これまでのスマホのっとりでの個人が狙われるパターンとは大きく異なっている。
冒頭に登場したサイコパスの方がよっぽど恐ろしいと思えた。企業の清掃担当者が、企業の社員のスマホの充電ケーブルにWIFIを仕込んでおり、そこからスマホの情報を抜き取る。それだけにとどまらず、その対象者が彼氏持ちだとわかると、ナイフで刺し殺す。
まさにサイコパスの典型だ。このような人物が、ハッキング能力をもち個人のスマホをハッキングするとなると、恐ろしい時代になるのは間違いない。この流れというのはインパクトがあるのは間違いない。
シリーズの流れとしては微妙だ。