スカイハンガー [ ウィリアム・ボールドウィン ]
評価:2
■ヒトコト感想
典型的なパニック映画なのだが…。予想以上に危機感が伝わってこなかった。気球に乗った4人の男女がパニックになる。確かにコントロールを失った気球に乗るのは恐ろしいのだが…。行き着く先が海になり、そこで海に沈まないように必死に気球の燃料が少ない中で、浮かび続けるために努力する。別に海に着水したところで…。大して浮かんでいるのと変わらないように思えた。
本作の一番の謎な部分は、ケイトの部屋に押し入った泥棒の存在だ。これは必要なのか?ケイトがいない間に部屋に入り、姪っ子が怖がるという流れはあるが、気球パニックとは全く別の話だ。最後までこの泥棒の存在は謎のまま終わっている。なくても主要ストーリーにはまったく影響がない。
■ストーリー
地中海のリゾート地。スリルを楽しむため、熱気球に乗った4人の男女。だが、強風に流された気球は、発電用の巨大風車に接触して大破。コントロールを失い、地中海上空に漂い出てしまう。男2人は転落、残されたのは2人の女。ケイトとミラは必死で救助を呼ぼうとするが、携帯は通じず、SOSサインは海上の船に気づいてもらえない。このまま、上空から落下して死ぬか?燃料が尽き、気球が海に落ちて溺死するか?ケイトたちは、この絶体絶命の危機を切り抜けられるのか?
■感想
久しぶりに感じたこの感覚。作品としてあまりにぶっ飛んでおり、リアリティもなければ共感もできない。唯一の救いは90分程度という映画全体の長さだけだ。これが100分を超えるようになると、間違いなく途中で投げ出していただろう。
序盤はリゾート地でのゴタゴタがあり、クラブで誘われるままにケイトは憂さ晴らしで気球に乗ることになるのだが…。車に紐を結んだが、紐を気球に結んでいないから気球は勝手に移動してしまう。とんでもなく間抜けな理由で危機がおとずれる。
コントロールを失った気球に乗る4人の男女。確かに操作不能の気球は恐ろしいのだが、単純に思ったのは、ゆっくりと下降していけばよいのでは?と思った。風力発電の羽に切り裂かれたとはいえ、そのまま何もせずに風に流されるままであれば海に向かってしまうだろう。
海に出てすぐに下降すれば、海に落ちたとしても陸にすぐたどり着けるのだろうが…。海のど真ん中で漂うというのは恐ろしい。この手のパニック映画は様々あるのだが…。まれに見るしょうもなさだ。
姪っ子がケイトを探し出そうとする。携帯の位置情報で海のど真ん中にいるのを見つけ出し、ゴムボートで海のど真ん中に向かう。途中でボートに穴が開いたら、一緒にいる保護司のソフィアの携帯を穴に突っ込んで空気が抜けるのを防いでいる?それで大丈夫なの?携帯で助けを呼ぶのが早いのでは?と思ってしまった。
とんでもな対策ばかりだ。気球でも、コンドームに水を入れてレンズ替わりにして太陽の光を紙幣に光を当てることで火を起こすことは可能なのだろうか?
無茶苦茶な映画だ。