2025.4.12 元ゲームを想像しやすい映像化【シークレット・レベル エピソード10,11,12】

amazonプライム
評価:3
■ヒトコト感想
今回はロックマンという非常になじみのあるゲームがテーマとなった作品がある。これはまさにそのままというか、ロックマンをそのままCG映画にしたら、本作のようになるのだろうと想像できる内容になっている。ひねりがないともいえるし、安心した作りだともいえる。
「パックマン」のようにまったく元のゲームの痕跡を残さないような映像化というのもありなのかもしれないが、ロックマンのやり方の方が受け入れられやすいのだろう。そのほかの二つのゲームについてはスペランカーはやったことがある。そもそものゲームの基本である、死んでも何度もチャレンジできることを映像として面白おかしくしているのが良い。スペランカーは、ちょっとした段差でも死ぬのでそれを揶揄したような感じが良い。
■ストーリー
天才発明家ライト博士が造ったロボットが乗っ取られ、メガシティを破壊して回る中、謙虚な助手のロボットは永遠の平和のために戦うことを夢見ている。家を飛び出した娘を捜し、メカニックが時間と闘いながら銀河の辺境を横断する。2人の冒険家は、あらゆるものが幾度となく殺しにかかってくる洞窟の世界で、自分たちの目的について思いを巡らせる。
■感想
エピソード10は「ロックマン」だ。あのロックマンが博士と共に対決するための準備をするシーンだ。ロックマンの攻撃方法は馴染みのあるものだ。まさにそのままゲームのオープニングにでもなりそうな映像が続いていく。
そもそもがアニメキャラのような存在であり、右手がアタッチメントを変えることで様々な武器に変化するというのはわかりやすい。ロックマンが映画化されたらそのまま本作を流用できそうだ。ロックマンが概念的なものに変化してゲームを全く想像できないような映像化ではなくてよかった。
エピソード11は「エクソダス」だ。アクションアドベンチャーRPGのようだ。やったことがないのでどのような内容か不明だ。人類が光の速さで移動可能な宇宙船を開発し、それに乗ることで光の速さで移動している人にとっては時間が遅くなるが、周りは通常の時間となる。
この時間の流れの差が物語のポイントとなるのだろう。失踪した娘を探す父親の物語だ。多方面を光の速さで移動していた父親は時間が経つのが遅く、その間に娘は成長している。最終的には娘の方が年上となっているのが皮肉な流れだ。
エピソード12は「スペランカー」だ。初期のファミコンでプレイヤーを発狂させた難解なゲームだ。ほんの足先ほどの段差であっても落ちたら死ぬ脆弱さ。かなりの難易度の高いゲームであり、それをテーマとした映像も、冒険ものではない流れで描かれている。
スペランカーはひたすら死んで最初からやり直すというゲームだが、映像でもそれを描いている。何度も死ぬ主人公。本人たちもそれを理解しながらひたすら冒険を繰り返す。死を恐れない主人公というのも意外な展開だ。
元ゲームを想像しやすい映像化だ。
おしらせ
感想は下記メールアドレスへ
(*を@に変換)
pakusaou*yahoo.co.jp