シークレット・チルドレン 禁じられた力


 2026.1.12    禁じられた力は瞬間移動だ【シークレット・チルドレン 禁じられた力】


                     
シークレット・チルドレン 禁じられた力/ティモシー・シャラメ,キーナン・シプカ,エリザベス・リーサー,アンドリュー・ドローズ・パラモ(監督、脚本),ネイサン・ハルパーン(音楽)
評価:2.5

■ヒトコト感想
閉ざされた土地で暮らすアーミッシュ一家。文明に頼らない昔ながらの生活をしている。父親と母親、ザックとエヴァの兄妹の4人暮らし。ザックとエヴァには目に見える範囲にだけ瞬間移動できる特殊能力があった。その能力は家の壁も通り抜けるので、夜中にふたりで家を抜け出して遊んだりもする。その兄妹の能力を知る父親は、ふたりに能力を使うことを禁じる。

人里から隔離された環境で、この一家が生活しているのは、代々伝わるこの能力を秘密にする意味もあるのだろう。さらには、父親はこの能力を子供たちが得た代償として妻が発作を起こしていると思い込んでいる。主に父親と兄妹の確執の物語ではある。能力がもっとインパクトのある力であれば見方も変わっていただろう。

■ストーリー
エヴァとザックの兄妹は、両親と森の奥でひっそりと暮らしている。実は兄妹には瞬間移動の超能力があり、その力を畏れる父ダニエルの意向で、外界から遮断された世界に秘匿されていたのだ。母のエリザベスは病弱で、ダニエルはそれが子供達の反自然的な能力に対しての神からの罰だと信じ込み、能力を使うことを固く禁じていた。しかしある日、兄妹は父の目を盗み超能力を使って家を抜け出す。2人だけの秘密の時間は、天国のように清らかで、甘く魅惑的だった。しかし、その代償はあまりにも大きく、家族の運命を狂わせてゆく…。

■感想
文明から隔離され、昔ながらの薪を割り生活するアーミッシュ一家。兄のザックと妹のエヴァには特殊な能力があった。俗にいう瞬間移動なのだが、その移動できる距離は10m程度だ。ただ、壁を通り抜けることができるので、移動に制限はない。

子供たちはこの能力を使うことを父親から固く禁じられていた。母親の身体に発作が起きるのは、子供たちが特殊能力を得たためだと思い込んでいる父親。静かなアーミッシュ一家の唯一の問題は母親の発作だった。

特殊能力を使ったことが父親にバレると、お仕置きされる子供たち。壁に顔を向けて立たせ、肩のあたりの服に釘を打って壁にはりつけにする。このことで子供たちはずっと立ちっぱなしとなる。ちょっと斬新な罰を子供たちに与えている。

子供といっても中学生か高校生くらいの年代なので、分別はある。母親が発作を起こすことが自分たちの責任のように言われるのは理不尽でしかないのだろう。母親が死ぬと父親はエスカレートしエヴァは死んだことにされてしまう。

どちらかというと、ザックは父親に従順だが、エヴァは反抗心を隠そうとしない。その結果としてザックは家に残されてはいるのだが…。子供たちの特殊能力の一番のポイントは、自分たちが瞬間移動した時、一緒に瞬間移動した生き物は死んでしまうということだ。

これによりザックと共に瞬間移動した父親は死に、エヴァは文明に触れて混乱し、元の家に戻ることになる。特殊能力がちょっとした瞬間移動だけというのが少ししょぼく感じてしまうのは確かだ。

禁じられた力というのなら、もっと強烈な能力を想像してしまった。



おしらせ

感想は下記メールアドレスへ
(*を@に変換)
pakusaou*yahoo.co.jp