リベンジャー 復讐のドレス


 2026.7.6    真っ赤なドレスを着て復讐にやってきた女【リベンジャー 復讐のドレス】


                     
リベンジャー 復讐のドレス [ ケイト・ウィンスレット ]
評価:3

■ヒトコト感想
タイトルから想像するのは復讐物語なのだが…。ちょっとしたミステリーな展開となっている。幼いころの事件で故郷を追放された女性ティリーが町に戻ってきた。ど派手はドレスを着て町の人々がいる前に登場するシーンはインパクト満点だ。ラグビーの試合の場で真っ赤なドレスを着たティリー。

ティリーは都会で磨いた裁縫の技術を活かして、町の女性たちに美しいドレスを仕立てる。不細工だと思われていた女性がティリーのドレスを着ると美しく変身するのは定番的な流れだ。最初はティリーの過去を持ち出して奇異の目を向けていた町の人々も、次第にティリーにすり寄っていく。ティリーの力関係が変化していくのが物語のポイントかもしれない。

■ストーリー
1950年代のオーストラリア、記憶を失った母モリーの世話をするため帰郷したティリーは、美しいドレスで町の人々を魅了する。しかし、彼女の目的は、かつて自分を追い詰めた人々への復讐だった。

■感想
冒頭、ティリーが町に戻ってくる場面からスタートする。過去のティリーに何があったのか。幼少期に同年代の子供たちからいじめを受ける場面が登場してくる。母親との再会と、ティリーが美しく成長し、なおかつすばらしいドレスを作る技術があることが判明する。

古い田舎町の因習を破るためにやってきたティリー。ティリーが壊したのは、村のドレスの見た目だ。まずは自分のドレスを作る技術で、それまで町の女性たちのドレスを作っていた者の仕事がなくなってしまう。

冴えない女性は町の有力者の息子に恋をしているのだが、見た目の問題で躊躇していた。それを救ったのはティリーのドレスだ。それまで不細工系な扱いを受けていた女性が、ティリーのドレスを着て姿を現すと皆の目が釘付けとなる。

圧倒的な逆転劇とでもいうのだろうか。美しく変身した女性を見て、周りもティリーにドレスを作ってもらいたいと考えることになるのだが…。美しいティリーに言い寄る男もいる。が、不幸な事故で男は亡くなってしまう。このあたりは、ティリーはとことんついていない。

ミステリーとしての展開が良い。幼少期に死亡した子供の近くにいたのはティリーだけ。町では証拠はないが、状況証拠だけでティリーが犯人扱いされていた。現代でもティリー犯人説は根強く残っている。その真実を暴くのは…。

知的障害のある少年が、一部始終を見ていた。そして、ティリーの容疑が晴れることになり、ティリーは町の偽善に満ちた人々に対しての復讐を完了させる。物理的な復讐ではなく精神的に相手を追い詰めるというような感じかもしれない。

ティリーの立ち回りがすばらしい。



おしらせ

感想は下記メールアドレスへ
(*を@に変換)
pakusaou*yahoo.co.jp