リベンジング・ハードナイト [ ジェニファー・ラフュアー ]
評価:3
■ヒトコト感想
奇妙なサスペンスだ。画家として成功したジェーンが最初に何かしら警察から聴取を受けている場面からスタートする。夜道で襲われた件の聴取なのだが…。警察はジェーンの自作自演と思い込んでいる。この経緯が語られることになる。ジェーンの記憶では何か黒い煙のような存在に襲われレイプされてしまう。SNSを活用し同じような経験をした女性を探すのだが…。
警察はジェーンの狂言だと思い込んでいる。SNS上でも過去のジェーンの病歴から、承認欲求の果てに狂言で事件を生み出したと思われ、炎上している。本当にジェーンは正体不明の怪物に襲われたのか。それともジェーンの頭の中で生み出した架空の怪物なのか…。最後までその結末はわからないようになっている。
■ストーリー
画家として成功し個展を開くことができたジェーン。個展の初日、お酒も飲み羽目を外してしまった自宅への帰り道で、人気のない路地に迷い込んでしまう。そこで彼女はレイプされてしまう・・・。何とか自らの足で病院にたどり着き、病院関係者の通報によりやって来た女性刑事から事情聴取を受ける。しかし彼女の過去の逮捕歴が判明すると、聴取は通り一辺倒なものとなった。その後、事態の進展を聞きにたびたび警察を訪れるが、「捜査の進展はない!」の一点張り。ついに彼女は「自分でけりをつける!」と意を決するのだった・・・。
■感想
初の個展に成功し、浮かれるジェーン。パーティの中で激しく酒を飲み泥酔状態となり、パーティの参加者とSEXをしたりもする。そんな状態で夜道を歩いていると…。この夜道が都会とは思えないほど恐ろしい環境になっている。
人気がなく、路肩にはゴミがたまっている。そこに何かしら黒い影がうごめいているのだが…。突然、黒い影がジェーンに襲い掛かる。そして、ジェーンに覆いかぶさり…。その後のジェーンは徒歩で病院へたどり着くのだが、体はボロボロで足は黒い墨のようなものがついている。
最初はジェーンを気の毒な被害者として話を聞いていた女刑事。自らが調べていくうちに、いくつかの疑問を感じ始める。ただのレイプ事件だということで捜査の人員は女刑事ひとりしか割かれていない。ジェーンの手首についた特徴的な傷が目に付くのだが…。
結局のところ女刑事はすべてはジェーンの狂言だと結論づけてしまう。そして、正直に言えば事件とはしないというのだが…。ここでジェーンがうそ発見器にでもかけてくれればよいと叫びだす。この段階では、ジェーンが本当に襲われたのか否かはまだわからない状態だ。
SNSを駆使して情報を集めるジェーン。同じような状況になった女性の情報を集めているのだが…。一部ではこの黒い霧の存在は明らかとなっている。ただ刑事は現実的な答えとしてまだジェーンのことを疑っている。この怪物を刑事が認識しないという流れが強烈だ。
ラストの場面では、ジェーンが黒い怪物と対決している場面に刑事は遭遇し、そのまま拳銃で怪物を撃っている。そこから怪物に反撃され怪物ともどもビルの屋上から刑事は落下してしまう。
結局はジェーンが刑事を屋上から落下させたということで指名手配されているのが強烈だ。