ポップスター


 2025.8.24    レディーガガをイメージ?【ポップスター】


                     
ポップスター [ ステイシー・マーティン ]
評価:2.5

■ヒトコト感想
学生時代に同級生の銃乱射事件で被害を受けたセレステがポップスターになる物語。てっきり、なんらか実話を元にした物語かと思ったのだが…。学生時代に銃撃事件に遭遇し自身も大怪我を負ったセレステ。姉のエリーと追悼のための曲を披露したところ、それが大ヒットする。突然のスターとなり、そのまま31歳になる。

敏腕マネージャーにより作られたスターの苦悩が描かれているのだが…。思ったほどスターというか、ただの情緒が不安定なスターのようにしか見えない。薬物の中毒なのだろうか。ステージの直前にドタキャンするようなそぶりも見せる。典型的なスターの没落するパターンかと思われたのだが…。その後の結末は描かれていない。

■ストーリー
同級生による銃乱射事件で、生死の間から蘇ったセレステ。皮肉にも姉のエリーと作った犠牲者への追悼曲が異例の大ヒットを記録し、敏腕マネージャーの手で一気にスターダムへ。18年後、栄華を極めたセレステだったが、アルコールとスキャンダルにつまずき、活動休止に追いやられる。悪魔に魂を売ってでも、もう一度ステージで輝きたい歌姫は、再起をかけたツアーを企画する。ところがその矢先、セレステの過去を連想させる凄惨な事件が起こり、メディアが騒ぎ始める中、セレステはステージへと向かうのだが―。

■感想
冒頭、いきなり目がバキバキになった男子生徒が教室に入ってくると銃を乱射し始める。多数の被害者を出した乱射事件。セレステも脊髄を損傷する怪我を負ったのだが…。無事に退院することができ、被害にあった人たちを追悼する曲を発表したところ大ヒットする。

14歳の少女が一夜にしてスターとなる。姉のエリーと共に敏腕マネージャーの力でスターに成り上っていく。過酷なスターの生活。スターゆえの忙しさがセレステを疲弊させていく。若くして妊娠し子供を生んだりもする。

実話を元にしているわけではないので、どうにでもできるのだろう。31歳へと成長したセレステは相変わらずスターではあるが、気難しいスターのオーラをまとっている。誰もが知るスターではあるが、気軽に話しかけたりすると激怒したりもする。

どこかレディーガガをイメージしてしまった。セレステの娘はセレステが銃撃事件に巻き込まれたときと瓜二つの容姿をしている。子供との関係やスターとしての立ち居振る舞い。様々な悩みや苦しみがセレステを追い詰めていく。

クロアチアのビーチで無差別の銃撃事件が発生した。それはセレステの歌に影響を受けたと思われる事件となっていた。セレステのスターとしてのカリスマ性はどうなのだろうか。インタビューアに対してぞんざいな扱いをしてインタビューを途中で切り上げたり、カフェの店員が話しかけてきても、暴言を吐いたり。

明らかに情緒不安定の状態となっている。ただ、そんなセレステでもステージに立てば素晴らしいショーを展開する。まんまレディーガガのように見えた。

フィクションなのが、なんだかなぁ。



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