推しの子 エピソード5,6


 2025.2.15     ドラマプロデューサーのすさまじい胆力【推しの子 エピソード5,6】


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評価:3

■ヒトコト感想
前回で強烈な引きの強さのある終わり方をしていた。原作者がドラマの脚本に文句をつけて、すべてを自分たちで作りなおすと宣言する。この修羅場をプロデューサーがどのようにして切り抜けていくのか。それとともに物語は演技論へとうつったり、アイドルたちがどのようにしてしのぎを削っていくのかが描かれている。ドラマの脚本がらみはプロデューサーの決意がすさまじい。

原作者を脅すようなことをしてでも、なんとかして着地点を見つけだそうとする。それ以外の様々なトラブルに対しても、ひたすら解決のために奔走するプロデューサーはとんでもなく大変な仕事に思えた。対比するようにTV局のプロデューサーのお気楽具合が強烈に描かれている。

■ストーリー
「東京ブレイド」の準備が迫る中、原作者の鮫島アビ子は脚本に納得できず、自ら脚本を書くと言い出す。アビ子の師匠である吉祥寺頼子や制作プロデューサーの雷田の必死の説得により、アビ子は条件を出し、脚本家・GOAとともに新脚本を完成させる。アクアは演出・金田一から求められる高いハードルの芝居中、あるトラウマが蘇ってしまう。一方、ついに「ジャパン・アイドル・フェス」のステージへ立つB小町。

MEMちょ、ルビーが観客を魅了していく中、かなは、自分を見てくれる人は誰もいないと感じていたが、かなのメンバーカラーである白いサイリウムを掲げる観客を見つけ…。突如倒れてしまったアクア。介抱するあかねは、さまざまな状況証拠から、アクアとルビーの実母がB小町のアイだということに気がつき、アクアの目的も察する。

前途多難な「東京ブレイド」、次々とトラブルや試練が訪れるが、原作者・アビ子はかつて苦楽を共にした吉祥寺の助言もあり、脚本家・GOA、雷田プロデューサーと共に最後まで「攻め」の姿勢を貫く。鏑木の話から、自分たちの父親が芸能関係者にいる可能性があると考えていたアクアは、知り合った関係者のDNAを収集し鑑定に出していた。その結果、ある人物が自分の異母兄弟であることを知り...。

■感想
原作付きのドラマをどのようにして作り上げるのか。原作者にクレームをつけられた瞬間に、ドラマ制作現場は止まってしまう。実際に原作者と脚本家でトラブルになったニュースもあり、その結果、原作者が自殺するまでになったこともある。

よく考えると、原作漫画でこのエピソードを描いた後に、現実で起きていることなので相当驚いた。今回はドラマのプロデューサーがその胆力を見せて、原作者と脚本家のリアルタイム共同作業により脚本を作り上げている。日程的な圧迫がある中でのすさまじい作業だということがわかる流れだ。

ドラマに参加する俳優たちの演技論が語られるのだが、そのあたりはさらりと流した。アクアが自分の父親を捜すために、ドラマに参加している者たちのDNAを集めたりもしている。シリアスなアクアのパートでは、あくまでもアイの殺害に関係していると思われる、自分の父親探しにポイントを当てている。

一方でルビーたちはB小町がアイドルとして羽ばたいていくために必死となる。こちらでもアイドルの過酷さが描かれている。学校とアイドルを両立させるために必死となる姿が描かれている。

有馬かなやルビーがアイドルとして羽ばたいていく。そのために必要なことは…。単純に歌を歌うだけでなく、全曲のフリを覚えたりもしなくてはならない。学校に行きながら、俳優としてドラマに出演しさらにはアイドル活動をするのは、かなりハードルの高いことだろう。

推しの子の原作をどこまで忠実に描くのか。アクアが父親を捜すには理由があり、実はアクアが転生しているということを、このドラマ版では描いていないので、いずれ原作漫画との違いをはっきり示さなければならないのだろう。

どうやら、結末に向けて実写映画版もあるようだ。



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