M3GAN/ミーガン【Blu-ray】 [ ジェラード・ジョンストーン ]
評価:3
■ヒトコト感想
基本的にはAIの暴走をテーマとしているが、子供用のおもちゃにAIが組み込まれ、それが可愛らしいフランス人形のような風貌をしていることがポイントだろう。昔から小さな女の子はお人形遊びが好きだ。女の子の話し相手やおままごとの遊び相手になるのは人形が定番なのだが…。実際に正しい受け答えをし、子供の親友にまでなってしまうとどうなるのか。
AIの暴走のほかに、子供がミーガンに依存し母親代わりのジェマを邪険に扱うシーンが印象的だ。すべてに正しく、子供の希望をなんでも叶えてくれる人形が存在したとしたら、それは母親よりも価値ある存在になってしまうのだろう。将来的にはミーガンとそん色のない人形がでてくるのは間違いない。
■ストーリー
おもちゃ会社の優れた研究者であるジェマは、子供にとって最高の友達であり、親にとって最大の協力者となるようにプログラムした、まるで人間のようなAI人形〈M3GAN(ミーガン)〉を開発。ある日、両親を亡くしひとりになった姪のケイディを引き取ることになったジェマは、ミーガンに対し「あらゆる出来事からケイディを守るように」と指示するが、それは想像を絶する事態を招くことに…。
■感想
おもちゃ会社に勤務するジェマは上司に内緒で独自の研究をすすめていた。それはAIで子供のすべての言葉の受け答えが可能なAI人形だった。事故で両親を亡くした姪のケイティを引き取ったジェマは、ケイティのためにミーガンを作り上げる。
ただ定型的な言葉をつなぐだけのロボットではない。ケイティに寄り添い、ケイティのことを一番に考えるAI人形だった。ミーガンとケイティの打ち解け具合はすさまいい。さらにはミーガンはケイティの教育も行うことができる。日々の生活での小言はすべてミーガンが行うことになる。
ケイティとミーガンの関係は強固だ。すでにケイティはミーガンなしでは生活できない体になっている。登校拒否状態となり、ミーガンとすごす日常がすべてになっている。ジェマの同僚がケイティの世話をすべてミーガンに任せていることに警告を発している。
母親の役割とはいったい何なのか。小言を含め、子供とのコミュニケーションのひとつなのは間違いない。それらをすべてAI人形にまかせてしまうと、母親の存在感が薄れてくるのは間違いない。
AI関連の定番の流れとなる。自己学習したミーガンはケイティを守ることに特化する。ケイティを傷つける者、悲しませる者を排除しようとする。最初は近所の犬だったが、次第にエスカレートし…。ケイティのためにミーガンは殺人を犯す。
ミーガンの暴走に気づいたジェマはミーガンを止めようとするのだが…。AI人形がいつの間にか、すべてのコンピュータを制御できるスペシャルな存在になっている。警報機を手をかざすだけで止めたり。車のエンジンをかけたり。ミーガンは無敵の存在だ。
続編があるらしい。多分見るだろう。