劇場アニメ ルックバック オリジナルサウンドトラック /
評価:3
■ヒトコト感想
原作漫画はすでに読んでいる。そこまで面白い作品とは感じなかったのだが…。アニメ映画はかなり評価が高いようだ。何がそこまで人を引き付けるのか。本作を見ても、漫画を読んだと時と同じ感想しかなかった。特別に感情移入できるわけでもなく、現実の事件にリンクするようではあるが、特別な感動はない。小学生から絵を描き続けたふたりの少女がそれぞれの運命をたどる。
確かに少女たちが成功していく過程は面白い。引きこもりの京本を外に連れ出し、楽しく過ごす。漫画制作の過酷さはあるのだが…。悲惨な未来は、もしあのときこうしていたら…。という感情がわくのは当然だろう。昔からあるパターンであり、特別な感動を引き起こす作品ではなかった。
■ストーリー
学年新聞で4コマ漫画を連載している小学4年生の藤野。クラスメートからは絶賛を受けていたが、ある日、不登校の同級生・京本の 4コマを載せたいと先生から告げられる...。二人の少女をつないだのは、漫画へのひたむきな思い。 しかしある日、すべてを打ち砕く出来事が...。胸を突き刺す、圧巻の青春物語が始まる。
■感想
小学校4年生の時代から始まる物語。4コマ漫画を描く藤野と引きこもりの京本。実は京本が超絶に絵がうまいことに衝撃を受けた藤野は、負けないために日々絵を描くとに熱を上げるのだが…。どうやっても京本に勝てないと悟り藤野は絵を描くことを止めてしまうのだが…。
藤野と京本との出会いから、一緒に漫画を描くまでの展開が良い。引きこもりの少女を助けだすような展開となっている。漫画を作るのはものすごく過酷ではあるが、藤野と京本はふたりで協力して作り上げている。
ふたりは高校生で漫画家デビューすることになる。売れっ子作家となり、二人は協力して連載を続けるのだが…。高校を卒業するタイミングで京本が美術大学へ進学したいと言い始める。。。それぞれの道を歩み、別の未来が存在するのは当たり前のことなのだが…。
もしかしたら同じようにクリエイティブな仕事をしている人や、クリエイティブな仕事をしたくてもあきらめた人にとっては刺さるのかもしれない。特に漫画家やデザイナーになりたかったような人にとっては感動するのかもしれない。
実際に起きた京アニの事件を彷彿とさせる流れがある。夢に向かって頑張っている人が、ひとりのサイコパスにより夢を奪われる。藤野は自分が京本を引きこもりから外に連れ出したことで、京本が死んだと思い込む。
もし、京本を外に連れ出さず、そのまま京本が引きこもりのままだったらどうなったのか。ストーリーとしては割とありがちだが、なぜここまで世間で話題になっているのかわからなかった。自分が夢をもつなどの感覚を失っているせいなのだろうか。
チェーンソーマンの作家とは思えない作風の変化だ。