君たちはどう生きるか


 2025.6.29    ジブリらしいがストーリーが意味不明だ【君たちはどう生きるか】


                     
君たちはどう生きるか《通常版》 【DVD】
評価:2.5

■ヒトコト感想
話題のジブリ映画。封切り前にはいっさい情報を出さなかったので、どんな作品なのかまったく不明だった。ジブリらしい作品であることは間違いない。人型となったオウムやアオサギの中に鼻の大きなおじさんが入っていたり。これまでのジブリの集大成のような雰囲気はあるのだが…。「君たちはどう生きるのか」の原作本は読んでいないので、どのような違いがあるのかは不明だ。

戦争の時代で母親を失った少年の物語がファンタジーあふれる展開となっている。「千と千尋の神隠し」的な雰囲気もあれば、「ハウルの動く城」のような雰囲気もある。父親の再婚相手を助けるためにオウムたちのアジトに忍び込む。結局は何がどうなっているのかよくわからない。

■ストーリー
太平洋戦争末期。母を空襲で亡くし父と疎開したものの、新生活を受け入れられずにいた少年。ある日、彼は大叔父が建てたという洋館を発見し、謎のアオサギに導かれながら洋館に足を踏み入れる。

■感想
絵柄はジブリでファンタジーの部分は、ジブリ要素満点だ。少年が母親を空襲で失い、父親の再婚相手は妊娠している。少年は田舎に引っ越した際に、何か心に秘めたものがあるような雰囲気がある。地元の子供たちと喧嘩をし、その後少年は自ら頭に石を打ち付けて大けがをしてしまう。

この行為にどのような意味があったのか。そこから少年は継母が行方不明になったため、アオサギに導かれるように不思議な世界に入り込むことになる。アオサギがいる不思議な世界は、パラレルワールドのように少年の世話をしていたおばあさんの若い時代が登場したりもする。

火を扱うヒミという少女が登場する。実はこのヒミが未来では少年の母親となる。ヒミが火の能力を使い少年をサポートする。ファンタジーの世界では、オウムが人型となり少年を食べようとする。本来なら恐ろしいはずの人型のオウムなのだが、コミカルな見た目で少しユーモアの要素が追加されている。

少年の祖先のような存在がこの世界をどうするだとか語り始め、継母の部屋に少年が入り込んだことが問題となる。オウムのボスのような存在が力強く少年を追い詰めていく。。。

結局何がどうなったのかわからない。アオサギがすべてのカギを握るのだろうが…。結局何だったのかまったくわからない。少年の成長物語であり、ヒミが未来の母親となるのはわかったのだが…。最後はめでたしということなのだろう。

継母は無事に戻ったのだが…。少年がファンタジーの世界に入り込む必要性はあったのか?もし少年が助けに行かなければ継母は最後まで行方不明ということなのだろうか。絵柄がジブリでキャラクターの個性もよいのだが、ストーリーが不明すぎる。。。

意味がわからないというのが感想だ。



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