カラオケ行こ!


 2026.5.25    ヤクザたちの下手な歌が最高だ【カラオケ行こ!】


                     
カラオケ行こ! 豪華版【Blu-ray】 [ 和山やま ]
評価:3

■ヒトコト感想
岡聡美は中学の合唱部の部長だ。ある日、突然、見知らぬヤクザの成田に声をかけられ、歌のレッスンを依頼される。組長主催のカラオケ大会で最下位になると体に組長独自のタトゥーを入れられてしまう。強引にカラオケボックスに連れられ、そこで成田の歌を聞く聡美なのだが…。成田のこだわりでどうしてもXJapanの「紅」を歌いたい。

成田は必死に裏声をだして紅を歌う。明らかに成田には向いていない曲なのだが…。ヤクザとまじめな中学生というアンマッチな状況に面白さがある。成田の仲間たちの歌を聡美が聞く場面はあるのだが…。それぞれが多種多様な歌を歌うのだが、個性的で歌が下手な部分が面白さのポイントなのかもしれない。

■ストーリー
合唱部部長の岡聡実はヤクザの成田狂児に突然カラオケに誘われ、歌のレッスンを頼まれる。組のカラオケ大会で最下位になった者に待ち受ける“恐怖”を回避するため、何が何でも上達しなければならないというのだ。狂児の勝負曲はX JAPANの「紅」。聡実は、狂児に嫌々ながらも歌唱指導を行うことに。そんな二人がカラオケを通じて少しずつ打ち解けてきた頃、“ある事件”が起きてしまう。果たして二人の運命は!?

■感想
組内部で一番歌が下手なことは死活問題のようだ。過去に成田の先輩が最下位になった際には、左手の甲に組長直々のタトゥーを掘られることになる。それがキティちゃんを掘ったようだが下手すぎて化け猫のように見えている。

合唱コンクールで3位になった合唱部の部長だから歌がうまいのだろうということで、岡聡美は成田に歌の教師としてスカウトされる。最初は嫌がっていた聡美だが、いつの間にか成田に協力することになる。他のヤクザの仲間たちの歌に対してのアドバイスもするようになる。

成田への対応とは別に、合唱部内での聡美の立場が危うくなってくる。聡美は成長期となり喉ぼとけが出てきたことで、高い声がでなくなってきていた。合唱部内でソプラノとしてソロを歌っていた聡美が声変わりで歌うことができない。

そのことを隠しながら聡美は合唱部の練習をさぼりがちになる。成田とのレッスンに参加できているのは、合唱部の練習に参加していないから。ヤクザたちに恐怖しながらも、それでも真摯にヤクザたちにアドバイスを送っているのが良い。

成田の声質にあった歌を提案する聡美。そして、いったんは成田との関わりを絶った聡美なのだが…。成田がいつも練習しているカラオケに車が突っ込み、そこに救急車が来ている場面を聡美は見てしまう。成田が事故に合い、そして救急車で搬送されたと考えた聡美なのだが…。

合唱部の後輩がやけに熱く聡美を立ち直らせようとするのが面白い。成田たちヤクザについても必死に歌を練習する場面が強烈に面白い。そこから、感動のラストにつながることになる。

ヤクザと中学生のチグハグさが面白い作品だ。



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