神と共に 第一章:罪と罰


 2026.8.17    儒教の国、韓国の死生観【神と共に 第一章:罪と罰】


                     
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評価:3.5

■ヒトコト感想
日本とは異なる韓国の死生観が元になった物語。死んだらどうなるのか。消防士のジャホンは生まれ変わるために3人の使者に導かれて7つの地獄で裁きを受けることになる。ジャホンは正義の亡者ということで、すべての地獄で裁判に勝てるはずだったのだが…。地獄をめぐるうちにジャホンの身内に恨みをもって死んだ者がおり、怨霊となってジャホンの周りをうろついていることが発覚した。

序盤ではジャホンは先輩消防士を見捨てたということで殺人の容疑をかけられるのだが…。消防士として民間人を助けることを優先したための、正義の行動だった。そんな感じの裁判が続いていくのだが…。メインはジャホンの弟が怨霊になった原因を探る物語だ。

■ストーリー
火災現場で壮絶な殉死を遂げた消防士ジャホン。冥界の弁護士カンニム、護衛ヘウォンメク、補助弁護士ドクチュンが彼を迎え、「亡者は49日の間に7つの地獄で裁判を受け、全裁判を無罪で通過した者だけが現世に生まれ変われる」と伝えた。かくしてジャホンは、3人の使者に導かれ、7つの地獄<殺人、怠惰、ウソ、不義、裏切り、暴力、天倫>を巡ることに。だが、"正義の亡者"であるはずのジャホンの意外な過去が発覚し、冥界と下界を巻き込む壮絶なバトルが勃発する......!

■感想
3人の使者にはそれぞれ役割と上下関係がある。この3人のシリーズということで、第二章があることも判明している。第一章が消防士のジャホンの亡者としての裁判で、第二章は別の人物になるのだろう。正義の消防士が火事の現場で奮闘した結果、死亡してしまう。

そして、生まれ変わるために地獄での裁判がまっている。殺人を犯していないのか。間接的な殺人もNGとなる。また、怠惰はどうなのか。ジャホンは聾唖の母親と体が虚弱な弟のために寝る間を惜しんで働いている苦労人だ。

何の問題もなくジャホンは生まれ変われるかと思いきや…。弟が怨霊になっていた。実は弟の死には秘密があり、それが語られることになる。弟が怨霊となり、ジャホンの使者のひとりが現世でそれを調査する。軍隊での誤射により死を隠ぺいされ、軍を脱走したと公式に発表されたため、怨霊となっていた。

それを現世に手出しできないという掟を破って、使者のひとりが大活躍をする。誰もが保身による裏切りを行っている。使者のアクロバティックな戦いがメインなのかもしれない。

ジャホン周りの人々は不幸の連鎖がすさまじい。ジャホンは思い悩んで母親を殺して心中しようとまでしている。これも裁判での問題となっている。現世での行動はすべて冥界では隠すことができない。正義の亡者であるはずのジャホンは、ギリギリの状態であった。

ただ、それもしっかりとした理由があったということなのだろう。実は母親はジャホンが自分に手をかけようとしていたのを知っていたらしい。韓国では儒教の国なので、目上を人に手を挙げるなんてのはもってのほかなのだろう。

第二章も楽しみだ。



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