2025.7.10 芸人ぐんぴぃが主役の怪獣映画【怪獣ヤロウ!】

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評価:2.5
■ヒトコト感想
若手お笑い芸人ぐんぴぃが主役の本作。他に有名な俳優がほとんど出ていないことから、それなりに低予算の作品なのだろう。清水ミチコが伝統だけを重んじる堅物の市長役を好演している。幼いころに怪獣映画の監督になることを夢見ていた山田は、市役所の観光課勤務となる。市長のごり押しで市の観光を盛り上げるために、伝統を重視した映画を撮ろうとするのだが…。
地元企業の協賛や助けがあり、地元民のボランティアがあってこそ成立する映画だ。そんな映画なのだが、プロデューサーを兼ねた市長の秘書が撮影データを削除してしまう。。。どうしようもなくなった山田は好きだった怪獣映画を撮影することを決断するのだが…。決断してからも山あり谷ありの展開となっている。
■ストーリー
岐阜県関市。市役所の観光課に務める山田一郎はある日、市長から〝ご当地映画〟の製作を命じられる。しかしどこにでもある〝凡庸なご当地映画〟に疑念を持った山田は、かねてからの夢だった〈怪獣映画〉の製作を思いつく!いつも失敗ばかりでダメな自分を変えるため!パッとしない故郷を変えるため!怪獣で、全部をぶっ壊す!!しかしその想いは、市政を巻き込んだ大事件へと発展していく...!果たして山田は、夢だった〈怪獣映画〉を完成させることができるのか!?
■感想
横暴な市長が最高に面白い。選挙で選ばれた市長は、市の全権を握る。市役所の職員からすると上司が選挙のたびに変わるということだ。市長の思い付きで伝統を重んじる映画を撮影することになった観光課の山田。子供のころに夢見た怪獣映画を撮影しようと思ったのだが…。
地元密着型の伝統を重んじる映画を撮影することになる。。。ただ、うだつの上がらない職員であった山田は、映画監督となり楽しく映画を撮影していた。トラブルがあり映画の撮影データがすべて消えてしまうまでは。。。
若いころに夢見た怪獣映画を撮るという夢がかなうチャンスが来たということで、山田は今まででは考えられない大胆な行動に出る。市長の指示を無視して怪獣映画にチャレンジする。着ぐるみや道具は、レジェンド映画監督から譲り受けたりもする。
様々な工夫をしながら怪獣映画を作り上げるために必死になる。地元の住民たちが総出で怪獣映画を作り上げようとする。最初は否定的であった市長も、市民からの評判を知り山田にGOをかけることになる。
ラストは低予算怪獣映画らしく、怪獣そのものがいないという本末転倒な状況となる。そこで山田がとった手段は…。ぐんぴぃはその見た目から怪獣映画オタクの冴えない市役所職員役が良く似合う。ぐんぴぃの太った体を存分に使ったラストの展開はすさまじい。
ただ、期待したような面白さはなかった。低予算映画であり、主役のぐんぴぃもそれなりの個性がはっきできているのだが…。それでも期待したほどの面白さではなかった。
ぐんぴぃの個性派俳優的な見た目はすばらしい。
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