イノセンツ [ ラーケル・レノーラ・フレットゥム ]
評価:3.5
■ヒトコト感想
何気ない普通の集合住宅のエリア。そこで子供たちは突然特殊能力を開花する。自閉症の子供や母親との関係がうまくいっていない子供。自閉症の姉をもつ妹。4人の子供たちは何でもない日常を過ごしていたのだが…。突如として自分たちに超能力があることがわかる。最初は物を動かしたり、遠くにいる相手に思うだけで言葉を伝えたり。
ちょっとした能力だったのだが、次第にその能力が強くなっていく。最初は子供らしい遊びをしていた子供たちが、変化していく。もともとある子供の残虐性が、特殊能力をもつことで、より強い力となり、さらには残虐性も付加されることになるとどうなるのか。ラストの超能力バトルは目に見えないが、相当な迫力がある。
■ストーリー
退屈な夏休み。無垢な子供たちの“遊び”が、狂気に変わる。『ミッドサマー』を継承する新たな鬼才が放つ北欧サイキック・スリラー
■感想
家族が生活する集合住宅の中心にあるちょっとした公園。そこで遊ぶ子供たち。見ず知らずの子供同士であっても、そこにいたら自然と遊ぶようになる。イーダは自分の姉であるアナが自閉症であり、どこに行くにもイーダがアナを連れて歩いている状態だ。
そこにアイシャやベンがやってきて一緒に遊ぶようになる。ベンとイーダはふたりで猫を追いかけたり、蟻の巣を攻撃したり、猫をマンションの上階から落としてみたりと、子供らしいといえば子供らしいが、激しい残虐性がある。
ベンとアナとアイシャは能力を開花させる。自閉症で話ができないアナの思っていることを理解するアイシャ。ベンも同じ能力があり、遠くに離れたベンにイーダの言葉をアイシャ経由で伝えることができたりもする。アナも同じ能力があり、イーダだけが何の能力もない。
ここから、ベンが暴走し始める。自分をいじめた近所の男たちを攻撃する。ベンは他人を操作する能力があり、見ず知らずのおじさんを操作し、近所の年上のお兄さんを殺害したりもする。
ベンの暴走を止めようとしたアイシャだが…。アイシャは母親をベンに操られて母親に刺殺されてしまう。ベンはまさに無敵だ。他人を操ることで証拠を残さずにターゲットを殺害することができる。ベンの悪事を知るのはアナとイーダだけとなり…。
ベンの魔の手が二人に迫るのだが…。超能力で木の枝が折れたり、水が揺れたり。ラストでのベンとアナのサイキックバトルは、映像的な動きはないのだが、逆にそれが見えない力での戦いという感じが良い。
目に見えないサイキックバトルはすさまじいインパクトがある。