GOTHAM/ゴッサム ブルーレイ コンプリート・シリーズ [ ベン・マッケンジー ]
評価:3
■ヒトコト感想
エピソード5では、過去にウェインの会社で作り上げた麻薬”ヴァイパー”が元従業員によりゴッサム中に配られていることが判明する。ヴァイパーを吸うと、強烈な筋力を手に入れることができる。その代わりに大量のカルシウムを必要とするために牛乳を欲したりもする。一時的に力を得た者は、コンビニに設置されたATMを引きちぎって、そのまま背負って運んだりもする。
怪物と化すのは一瞬だけで、そこからは身体が崩れていくだけ。エピソード6では仮面をつけた連続殺人犯であるヤギの悪魔が登場してくる。この事件と平行して、ペンギンがその正体をばらすことになる。ゴードンに殺されたかと思われていたペンギンが実は生きていた。強烈な展開だ。
■ストーリー
ゴッサム・シティの路上で新しい謎の薬物が出回る。薬物依存症の多くがその薬物を摂取し、絶大なる多幸感とパワーを味わった後、突然死んでしまう。薬物の出所を必死に探すゴードンとブロックは、恐ろしい勢いで死んでいく人々を目の当たりにし、愕然とする。そんな中、オズワルドはマローニたちに取り入り、ムーニーはファルコンに対する陰謀を企んでいた。ゴッサム・シティで富裕層の第一子が殺害されるという事件が起きる。
犯行の手口といい、被害者の出自といい、それは過去にブロックが関わった殺人事件に酷似していた。事件は、ブロックにとってトラウマになるほど衝撃的で忌まわしい記憶だ。そんな中、裕福な家庭の娘が連れ去られる。一方ゴードンの前にも、彼の忌まわしい記憶を呼び覚ます人物が現れる。
■感想
ゴッサムシティ全体の雰囲気がよりきな臭くなっている。各エピソードで1つの事件が起きる。ウェインエンタープライズの子会社が開発した麻薬”ヴァイパー”がゴッサムシティの中で出回っている。麻薬を吸い込んだら、たちまち体中に力がみなぎっている。
そして、あふれるパワーを制御できないようになっている。体のカルシウムを使ってパワーをだす。そのため、常にカルシウム不足となり、乳製品を大量に吸収しようとする。それをしないと体の骨のカルシウムまで使い切ってしまい、骨がボロボロになり死んでいくことになる。
頭の中に1セント硬貨が埋め込まれて殺される事件が発生した。10年前と同じ事件ではあるが、ヤギ悪魔が犯人ということになる。オチとしては精神科医が操っていたということになるのだが…。奇妙な死体と頭の中にコインが埋め込まれるという猟奇的な事件ではあるが、それだけでしかない。
メインはゴードンと深く関係しているペンギンが、その正体がバレ始めたということだ。ファルコンに対する脅しになるのか、ペンギンを使ってゴッサムシティ内部の権力のバランスを崩すと考える存在がある。
過去にゴードンが殺したはずのペンギンが目の前に登場したことで、同僚のブロックは怒り狂う。もともとは、ペンギンの殺害容疑としてブロックとゴードンが逮捕されようとしたのをペンギンが助けたような形なのだが…。ブロックはファルコンを裏切ったということで怒り始める。
ゴードンは公には何の罪もないのだが、裏社会の流儀から外れたため、何かしら制裁が加えられる可能性がある。そのことでブロックは怒っており、ゴードンは悩んでいる。
ペンギンの存在感が上がってきた。