ゴールデンカムイ ブルーレイ&DVDセット 通常版【Blu-ray】 [ 山崎賢人 ]
評価:3
■ヒトコト感想
マンガの実写化。マンガはラストまでではないが、本作で描かれている部分はすでに読んでいた。驚きなのはやはり俳優たちのキャラクターへの化け具合だ。マンガのキャラそのままの俳優たちだ。似ているが無名の俳優を起用したわけではなく、有名俳優がマンガのキャラになりきっている。特に鶴見中尉はマンガそのままだ。
不死身の杉元とアシリバが金塊のありかが書かれた入れ墨を集める。まだラスボスであるであろう土方との直接対決はない。本作では陸軍第七師団との対決がメインとなっている。それ以外はヒグマの恐怖が強烈に描かれている。クマの習性やアイヌの生活が紹介されている。杉元とアシリバの文化の違いによるゴタゴタが最高に面白い。
■ストーリー
舞台は気高き北の大地・北海道、時代は、激動の明治末期―。日露戦争においてもっとも過酷な戦場となった二〇三高地をはじめ、その鬼神のごとき戦いぶりに「不死身の杉元」と異名を付けられた元軍人・杉元佐一は、ある目的のために大金を手に入れるべく、北海道で砂金採りに明け暮れていた。 そこで杉元は、アイヌ民族から強奪された莫大な金塊の存在を知る。金塊を奪った男「のっぺら坊」は、捕まる直前に金塊をとある場所に隠し、そのありかを記した刺青を24人の囚人の身体に彫り、彼らを脱獄させた。
囚人の刺青は全員で一つの暗号になるという。そんな折、野生のヒグマの襲撃を受けた杉元を、ひとりのアイヌの少女が救う。「アシ(リ)パ」という名の少女は、金塊を奪った男に父親を殺されていた。金塊を追う杉元と、父の仇を討ちたいアシ(リ)パは、行動を共にすることに。同じく金塊を狙うのは、大日本帝国陸軍「第七師団」の鶴見篤四郎中尉。日露戦争で命を懸けて戦いながらも報われなかった師団員のため、北海道征服を目論んでおり、金塊をその軍資金代わりに必要としていた。
そして、もう一人、戊辰戦争で戦死したとされていた新撰組の「鬼の副長」こと土方歳三が脱獄囚の中におり、かつての盟友・永倉新八と合流し、自らの野望実現のため、金塊を追い求めていた。杉元&アシ(リ)パVS.第七師団VS.土方歳三。気高き北の大地を舞台に、三つ巴の埋蔵金争奪!サバイバル・バトルが今、始まる―――!!
■感想
明治末期の北海道を舞台に描かれる、激しい入れ墨をめぐる争い。不死身の杉元と第七師団との対決がメインだ。どのような経緯で囚人たちに入れ墨が掘られ、それを集めることで莫大な金塊が手に入るのか。それが真実だというのは、陸軍も追いかけているからだ。
序盤は杉元とアシリバとヒグマや自然での戦いが描かれている。北海道の巨大なヒグマはすさまじいインパクトがある。人間なんてひとたまりもないのがよくわかる。ヒグマに顔面を殴られた軍人は顔面の皮がベロンとすべて剥げている。
鶴見中尉は間違いなくサイコパスだ。入れ墨を追い求め続け、執念深く杉元を追いかける。上官に対してもあっさりと反逆し独自の動きをとる。第七師団の兵士たちは、のきなみ異常者の目をしている。杉元がまともに見えるのは間違いない。
本作のメインは土方たちが動き出してきてからだろう。本作ではまだ序盤なので、活躍してこない。陸軍、脱獄囚、杉元という3つ巴の対決が本作の面白さのメインなのだろう。原作マンガを見ている者からすると、忠実に再現されているのが良い。
どうやら連続ドラマで続編があるらしい。それも間違いなく見るだろう。アイヌの生活を描きながら、地の利を生かした杉元とアシリバのコンビが勝つのか。それとも新選組の生き残りを集めて入れ墨を手に入れようとする土方が勝つのか。
マンガを最後まで見ていないので、どのような結末となるのかは不明だ。自然の驚異は時に人間を圧倒する場合がある。どれだけ強力な第七師団であっても、自然の力には抗うことができないのだろう。
忠実に実写化されているのが良い。