ゴールデンカムイ -北海道刺青囚人争奪編ー DVD BOX [ 山崎賢人 ]
評価:3
■ヒトコト感想
今回はバラエティに富んだ展開が描かれている。エピソード5では、牧場でモンスターと呼ばれる巨大なヒグマの討伐を依頼される杉元たち。ヒグマとの激しい戦いがメインではあるが、山小屋で遭遇するヤクザの親分とその子分の奇妙な関係性がポイントとなる。本シリーズ独特のブラックユーモアが特徴だろう。
次のエピソード6でも天才的な剥製製造技術を持つ男が登場してくる。まるで生きているような人間の剥製を作り上げており、それに鶴見中将が目をつけて刺青人皮の偽物を作れと命令する。第七師団側は刺青人皮が1枚だけという、杉元や土方たちよりも明らかに劣っているのだが、この偽物を見分ける技術を手に入れたことで大きく逆転を狙っているのだろう。
■ストーリー
杉元達は、日高に向かう途中のコタンで占いが得意なインカラマッ(高橋メアリージュン)と出会う。アシリパは警戒心をあらわにするが、白石はよく当たる彼女の占いの力を借り、賭場に入り浸ってしまう。数日後、日高に辿り着くやいなやとある牧場主と取引することに。”モンスター”と呼ばれるヒグマを倒すよう依頼される。ヒグマを追った先の小屋に訳アリな二人の男・若山輝一郎(渋川清彦)と仲沢達弥(木村知貴)がいて...。
怪しげな革を用いた本をダン(モーリー・ロバートソン)に見せられる杉元達。夕張にいるこの革職人の館で刺青人皮の目撃情報があったと聞き、一行は夕張へ。一方、炭鉱事故で土葬された墓から人間の体を持ち去る怪しげな人物をマークする鶴見。夕張で剥製工房を営む江渡貝弥作(古川雄輝)という男だと分かる。江渡貝の精巧な技術に目を付けた鶴見は、言葉巧みに江渡貝の懐に入り込み、思いもよらないことを持ち掛ける。
■感想
刺青の囚人を追いかけて日高にやってくる杉元一派。そこでインカラマッと出会い、白石が賭博にはまり込む。そこで大儲けしたのは一時的で、最終的にはすべてを失ってしまう。この賭博はあとで効いてくるのだが…。
牧場での巨大ヒグマとの対決は強烈だ。銃弾を2,3発撃ち込んだところでびくともしない。巨大なヒグマは圧倒的な迫力で迫りくる。ヤクザの親分と壺ふりの天才である部下のコンビが山小屋で一緒にヒグマ対策をするのだが…。ヤクザの親分と子分の関係が恋人同士であるとのちに判明する。この奇妙さが良い。
エピソード6では、剥製を作ることを趣味とする男が登場してくる。奇妙なことに人を殺害して剥製としているようなそぶりがある。その剥製製造技術に鶴見中将は目をつけて、刺青人皮の偽物を男に作らせようとしている。
剥製の天才である江渡貝は剥製に異常な執着を見せている。家の中にはまるで家族のように人間の剥製が多数置かれている。江渡貝はその剥製と会話しているのが異常すぎる。江渡貝をたくみに利用しようしている鶴見はずるがしこすぎる。
杉元一派と土方一派がどうやら共闘するようだ。第七師団は戦力としては大きいのだが、刺青人皮を確保している数としては他に負けている。そのために、他グループを煙に巻くためにも偽物の刺青人皮が必要なのだろう。
土方一派は様々な登場人物たちが合流している。特に尾形については、初期に登場し杉元にボコボコにされた負けキャラから、銃の腕がすさまじい強キャラへと変貌している。キャラクターとしての個性では土方一派の方が強烈なのは間違いない。
第七師団がどの段階で抜け出すのかがポイントだ。