ゴールデンカムイ -北海道刺青囚人争奪編ー DVD BOX [ 山崎賢人 ]
評価:3
■ヒトコト感想
映画版からの続編。連続ドラマとして各エピソードで1人の刺青囚人に関する物語が描かれている。杉元、アシリパ、白石のトリオが刺青囚人たちと出会い、一つづつ刺青を手に入れていくような感じだ。雪深い北海道の地で杉元たちが暴れまわる。特にエピソード1は、伝説の熊撃ちと呼ばれる二瓶が登場し、大自然の中でライフルひとつで巨大なヒグマを倒している。
第七師団から離脱した谷垣が二瓶と共に行動し、刺青集めとは無関係ではあるが、偶然杉元たちと出会ってしまう。絶滅したと思われた真っ白いエゾオオカミのレタラを追いかけ続ける二瓶。皮肉にもそのレタラに最後はやられてしまうのは、今まで動物たちを狩り続けたマタギの宿命だろう。
■ストーリー
日露戦争を生き残り「不死身の杉元」と呼ばれた杉元(山﨑賢人)は、アイヌの少女・アシリパ(山田杏奈)、網走監獄からの脱獄囚・白石(矢本悠馬)とともに、金塊の在処を示す暗号の刺青を掘られた脱獄囚たちを探し始める。一方、負傷して鶴見(玉木宏)率いる第七師団から離脱していた谷垣(大谷亮平)は、「伝説の熊撃ち」と呼ばれる二瓶鉄造(藤本隆宏)と出会い、絶滅したとされているエゾオオカミを追いレタラを狙っていた。
瓶の刺青人皮を手に入れた杉元達は、次なる刺青囚人の情報を頼りに、小樽のニシン漁場へ向かう。漁場に辿り着くと、杉元・アシリパは、白石と二手に分かれて囚人を探しはじめる。聞き込みの最中、沖合で海に落ちてしまった漁師を見つけた杉元は一目散に助けようとする。その漁師こそが探し求めていた男だとは思いもよらず…。土方歳三(舘ひろし)もまた、刺青を集める画策をしていた。
■感想
原作マンガの序盤であるこのあたりまで読んだような気がした。各地に散らばった刺青囚人たちの1人を1エピソードにしていることで、すっきりとスピーディに楽しむことができる。杉元たちは囚人の刺青を手に入れるために囚人を探し続ける。
当然、囚人なので何かしら問題がある人物であることは間違いない。二瓶の圧倒的な銃の腕はすさまじい。それまでどれだけ大物であっても一発で仕留めてきたのだが、伝説の白いエゾオオカミであるレタラだけは仕留められなかった。これが命取りとなる。
エピソード2ではニシン漁場が舞台となる。ここで登場する刺青囚人の辺見はまさに強烈なインパクトがある。辺見がサイコパスであることは間違いない。ぱっと見は常識人であり丁寧な話し方から普通の良い人物のように見えるのだが…。
実は100人を殺していた殺人鬼だった。辺見自身に他人を殺すことを悪だとは思っていない。過去に弟を殺して、苦しむ弟を見たことがあった。同じように自分も苦しみながら死ぬことを希望する異常者。辺見は杉元に殺してもらいたいと思い込んでいる。
牢獄で白石と同室であった辺見。白石がその場にいなかったので、杉元は辺見とわからずに親切なニシン漁の男として付き合っているのだが…。辺見だと判明してからも、辺見のサイコパス具合がさく裂している。何度も杉元に刺されたとしても、しぶとく生き続けている。
弟のように苦しみながら死ぬことを究極の快楽と考え、杉元にめちゃくちゃに殺されることを想像して射精したりもする。この異常者である辺見の最後はシャチに襲われるという悲惨な結果となっている。
個性的な刺青囚人が今後出てくるのだろう。