劇場版 SPY×FAMILY CODE: White DVD 通常版 [ 遠藤達哉 ]
評価:3
■ヒトコト感想
SPY FAMILYの漫画はすべて読んでいる。アニメ版もひととおり見ている。そんな状態で劇場版を見た。原作には存在しないオリジナルな展開となっているのだが…。SPY FAMILYとしての面白要素はあり、そこから確立されているキャラクターを使いながら定番的な流れとなっている。アーニャがマイクロチップを食べてしまったがために悪者たちに追われることになる。
そこから、ロイドがスパイとして活躍し、ヨルは悪者たちをバッタバッタと倒している。本編とは異なり、まったくの別の悪者たちが登場してきたので、ただそれだけなので、単独な物語としての面白さは感じなかった。恐らくだが、本作の売りであるアーニャの同級生たちとの面白なやりとりがないからだろう。
■ストーリー
ロイド・フォージャーがいつものように任務に当たっていたところ、オペレーション〈梟〉の担当を変更する、という指令が。その頃イーデン校では、調理実習が実施されることに。少しでもオペレーション〈梟〉の進展を示しWISEへ任務継続を交渉する為、ロイドは審査員長を務める校長の好物である“フリジス地方”の伝統菓子を作ることをアーニャに提案。本場の味を確かめるため、フォージャー家は家族旅行でフリジスへ向かう…。
■感想
敵対組織は割とありきたりなパターンであり、アーニャがひょんなことから敵対組織に狙われることになる。ロイドはアーニャを助けるために敵組織に入り込むことになる。序盤で少しだけアーニャの学園生活があり、そこで校長の好みのお菓子を作るために、校長が好きなお菓子の本場に向かい、お菓子のレシピを手に入れようとする。
このあたりの家族でのほのぼのとした日常がありながら、アクシデントがある感じはよかった。特にヨルが同僚の勝手な想像で、ロイドが不倫しているなんて思いこんでいるあたりは最高だ。
ヨルとロイドのドタバタが面白い。勝手にヨルが妄想を働かせており、自分が母として妻としていたらないと思い込んでしまう。ロイドがひとり冷静に何も考えていないような通常運転なのが良い。アーニャはいつも通り、勝手にロイドやヨルの頭の中を読み取って暴走している。
アーニャのお腹の中にあるマイクロチップを取り出すために、アーニャがうんこをするのを待つ悪者。それを知ったアーニャはうんこをすると悪者は目的を達成するので殺されてしまうと思い込み、うんこを我慢するくだりは最高だ。
アーニャのこのうんこを我慢するというのがうんこの神様だったり、独特な絵柄でフューチャーされるあたりが本作のメインなのかもしれない。敵の飛行船の中で、ヨルはサイボーグのように体中に武器が充満した敵と対決する。
わかりやすい展開であるのは間違いない。最後は定番的ではあるが、ロイドとヨルは敵に勝利しアーニャを連れて脱出することに成功する。その後の料理対決では、いつものアーニャとデズモンドの次男のやりとりがあり、これもまた定番として面白い。
原作にない単発のエピソードとしてはこんな感じにするしかないのだろう。