エクストリーム・ジョブ


 2025.9.25    刑事たちがチキン屋を経営?【エクストリーム・ジョブ】


                     
エクストリーム・ジョブ【Blu-ray】 [ リュ・スンリョン ]
評価:3

■ヒトコト感想
麻薬捜査班が粘り強い捜査で国際犯罪組織のアジトを突き止めた。張り込みのため、犯罪組織のアジトの目の前のチキン屋に客として入り、張り込みを続けたのだが…。成果がだせない麻薬取締班が、いつの間にか閉店するチキン屋を買い取ってチキン屋として大ヒットしてしまう物語だ。

麻薬捜査班の面々が個性豊かなのが良い。おかっぱ頭の肉体派刑事が、なぜか料理の才能があり、カルビ風味のチキンを作ったところ大ヒットしてしまう。これこそまさに本末転倒というところだ。チキン屋の仕事が忙しくて、犯罪組織の張り込みができない。そこから犯罪組織は着々と動き出し、麻薬を全国に売りさばくための仕組みを作り上げていた。。

■ストーリー
昼も夜もなく駆けずり回るが、実績は最低。あげくの果てに解体の危機を迎える麻薬捜査班。リーダーであるコ班長は、麻薬を密輸している国際犯罪組織の情報をつかみ、チャン刑事、マ刑事、ヨンホ、ジェフンの4人のメンバーと共に張り込み捜査を開始する。麻薬捜査班はその組織を24時間監視するため、彼らのアジト前にあるチキン店を引き継ぎ、偽装営業をすることに。だが、絶対味覚を持つマ刑事の隠れた才能により、思いがけず、そのチキン店は名店として名を馳せるようになる。捜査は後回し、チキン売りで息つく暇もなく忙しくなった麻薬捜査班に、ある日、絶好の機会が訪れるが・・・。

■感想
コ班長率いる麻薬捜査班。真面目で情熱もあり、24時間の張り込みもいとわないのだが、成果がでていない。上司から目をつけられた麻薬捜査班なのだが…。犯罪組織の目の前のチキン屋で客のふりをして張り込みを続けていたが、いつの間にかチキン屋は経営不振となり売りに出されることになる。

張り込み先がなくなったら大変と慌てるコ班長なのだが…。ここでコ班長の退職金を前借してチキン屋を買い取るという思考に至るのがすさまじい。国際犯罪組織を壊滅させるために、そこまでやるか?という感じだ。

最初は今までと同じようにチキン屋で張り込みをしていたが、次々と客がやってくる。ここからが面白ポイントだ。チキン屋にやってくる客を最初は追い返していたのだが…。捜査班のひとりがひそかに料理の才能があることがわかり、そこでためしに客にチキンを提供してみたところ、大ヒットすることになる。。。

タレチキンにしても、適当にカルビ味をつけたら、それが瞬く間にヒットしテレビで話題となる。日本の高級韓国ツアーのコースにまで組み込まれてしまうのが最高だ。

張り込みよりもチキン屋の経営と客対応に必死となるメンバー。国際犯罪組織に大きな動きがあってもチキン屋が忙しくて対応できない。この状態から、チキン屋をチェーン展開して、それを麻薬の密売に使うことに利用されてしまう。

最後までコメディ色が強い感じが良い。犯罪組織に捕まりボコボコにされた警官であっても、いつの間にか縄抜けをして激しい攻撃をくり返し、犯罪組織のメンバーを圧倒している。非日常的な展開が面白い物語なのだろう。

麻薬捜査班の面々の個性が最高だ。



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