2025.4.6 知能ある侵略者を虫けらのように殺害する日本政府【デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション エピソード9,10】

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評価:3
■ヒトコト感想
急激に変化していきそうな日常が描かれている。門出たちは卒業し大学生となる。同じく地方から東京に出てきて大学生活を送る人物も描かれている。ただ、ここで東京はやばいという論調となっている。確かに宇宙船が真上に浮かび続け、しょっちゅう中型船が飛び出しそれを自衛隊が追撃する。そんな戦争の最中に好き好んで東京に来るのはおかしいのかもしれない。
エピソード9のラストでは不吉な予言がされている。多数の宇宙人を攻撃する自衛隊。空から大量に降ってくる宇宙人は衝撃的でしかない。まだ、その宇宙人の存在を認識していない人間たち。門出やオンタンののんきな日常は、かなり逸脱しているように見えるが、いずれ門出たちも直面するのだろう。
■ストーリー
高校の卒業式の後、大学進学のために一人暮らしを始める門出は凰蘭とともに新居のアパートに向かう。一方石川県では、政府の侵略者政策に疑問を覚える竹本ふたばと、女装を隠しながら生活をしていた田井沼マコトが高校を卒業し上京する。東京へ向かう道中、二人を乗せた飛行機が侵略者の中型船と遭遇。これを迎撃すべく自衛隊の新型兵器「歩仁・台場」がレーザーを発射する。
自衛隊が「歩仁・台場」を用いて侵略者の小型船と中型船を消失させるが、結果的に無数の侵略者が東京に降り立つこととなる。門出と凰蘭たちは大学に入学し、竹本ふたばや田井沼マコトと出会うのだった。そして、大学のサークル活動の勧誘を受けたり、侵略者との共存を訴えるデモに参加したりと学生生活を謳歌するなかで、凰蘭は侵略者を名乗る青年と遭遇する。一方、中型船が墜落した封鎖地域では小比類巻が侵略者狩りを始めていた。
■感想
大学生となる門出とオンタン。新入生らしい出会いや、どんなサークルに入るか悩むなど、能天気な大学生活が描かれている。門出は高校を卒業したので、高校の教師とデートをしたりもする。ごく普通の女子高生が、ごく普通の女子大学生になったというような感じだ。
その中で、東京の真上に宇宙船が存在していることは違和感でしかない。宇宙船が侵略者という定義であり、侵略者との対決姿勢を見せる者や、侵略者と共存を訴えるなど様々な思想が渦巻き、それらに翻弄されていく門出たちが描かれている。
衝撃的なのは、宇宙人の中型船を自衛隊が狙撃する場面だ。大量の宇宙人が空から降ってくる。宇宙人の存在を知らない者は、何かが降っているとしか思わない。宇宙人にも人格があり仲間がいるという描写がある。
新たに門出たちと知り合ったふたばは、何かしら宇宙人に関して思いがあるようだ。学生生活を謳歌する中で、少しだけ宇宙人たちの影響を受ける門出たち。これから東京で何が起こるのか?門出があこがれる教師の元カノは何が起きるか知っているので別れたというような流れとなっている。
オンタンはなぜか大学で知り合った、ブロッコリー頭のオカルト研究会の先輩の家に行く。そこで人間に化けた侵略者と出会う。ここから一気に東京は変化していくのだろう。冒頭では門出やオンタンたちがレジスタンのようなことをして、かなり血なまぐさい日常が描かれていた。
一見、平和に見える日常が、どのタイミングで激しく変わっていくのか。門出たちのグループの、能天気にメイドカフェでバイトしただとかいうのが見れなくなるのは少し寂しいのだが…。
東京がどう変わっていくのか見ものだ。
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