2025.3.14 昨日まで一緒にバカ騒ぎしていた友達が、次の日には死んでいる【デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション エピソード5,6】

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評価:3.5
■ヒトコト感想
門出の友達で唯一彼氏もちの女の子が彼氏と別れた。ありがちな陰謀論を信じる彼氏に嫌気がさして別れることになり、クリスマスを友達同士で過ごす。そんな当たり前の女子高生としての日常の裏では、UFOが東京上空にとどまっており、そこからキューブ上の飛行物が空中に浮いている。その飛行物を自衛隊が破壊したのだが…。
残骸が井之頭公園の方向へと墜落していくのだった。。。当たり前の日曜にUFOという非日常が同居する。それにより昨日まで一緒にパーティを楽しんでいた友達が飛行物の墜落に巻き込まれて死んだりもする。物語は小学生時代の門出とおんたんの話になり、そこで実はふたりが事前に宇宙人とコンタクトをとっていたということがわかる。
■ストーリー
12月24日のクリスマスイブ、大雪が降る中クリスマスパーティーを楽しむ門出と凰蘭たちがいた。パーティーでは小比類巻と別れたキホが傷心中の思いを打ち明ける。一方渋谷の上空に中型船が出現し、自衛隊は「歩仁七式」でこれを迎撃するが、一部損壊した中型船は、井の頭公園周辺に墜落してしまう。翌朝、公園周辺の被害状況が報道され…。小学生の門出と凰蘭は塾の夏期合宿に参加していた。
合宿所でUFOを目撃した二人は浜辺で子どもたちに取り囲まれている「侵略者」を助け、自宅に連れ帰り保護することに決める。彼は『イソベやん』の内緒道具のような高度な技術を持っていた。門出は「侵略者」に人間は優しくて平和だということを知らせるために、これらを善いことのために使おうと誓う。そして、街の人々の日常を守るため「デーモンズ」が結成された。
■感想
門出とおんたんの高校3年生の日常。友達と日々を楽しく過ごしながらも、迫りくる受験に対してピりついた雰囲気となる。大きな事件としては、飛行物墜落事故に友達が巻き込まれたという部分だ。昨日まで一緒にバカ騒ぎしていた友達が、次の日には死んでいる。
平時では決して起こらないことが起きるのは普通ではない。おんたんのお兄さんがイケメンであるが、引きこもりのデブであるのは面白い。なぜ引きこもりのデブになったのかは、これから語られるのだろう。高校時代のおんたんの兄は非の打ちどころがない人気者だ。
時代は門出が小学校時代にうつる。そこではまだはじける前のおんたんと、いじめられていた門出がいた。ここで同じ塾ということで門出とおんたんが出会う。ふたりの絆が強くなるのはいじめを経験したりもあるのだが、何よりも宇宙人をふたりでかくまった経験が大きいのだろう。
大きさ的にはちょっと大きなぬいぐるみサイズの宇宙人。門出が持つぬいぐるみの中に入り込みカモフラージュする。タケコプターのようなもので空を飛んだりと、ドラえもん的な要素もある。
門出とおんたんの小学生時代は興味深い。おんたんが気が弱い時期であり、周りの女子たちのいじめに嫌々加担して門出がいじめられているのを見て見ぬふりをする。門出は宇宙人から謎の透明になれる布を手に入れ、そこからクラスの男子たちを従えてデーモン軍団を作ったりもする。
おんたん、門出とそれぞれ家庭には複雑な事情があるようだが…。高校生のパートではふたりそろって志望大学に落選していることから、もしかしたら、これから浪人生のパートになるのかもしれない。
複雑な要素が絡み合う作品だ。
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