2025.2.20 先がどうなるか予想がつかないキャラ立ちした物語【デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション エピソード1,2】

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評価:3
■ヒトコト感想
原作漫画は未読。劇場版アニメとして前後編で描かれた作品に、あらたな映像を加えて18話形式で描いた作品。平穏な日常を過ごす中で、東京都の上空に突然宇宙船がやってきて、侵略者たちが地球人を殺害し始めた。。。冒頭は門出の父親の目線で物語がスタートする。父親は異星人に体の中に入り込まれていたため、何の記憶もない。
それはつまり観衆も同じ状態だ。そこで周りの人々の説明から、なんとなく今がどんな状態かということがわかってくる。そこから父親はひとり残した娘である門出の行く末を危惧するのだが…。基本は門出とその友達の鳳欄の物語だ。ただ、今の段階ではどのようなテイストの物語になるのかまったくわからない。売れっ子たちが声優をやっているのが印象的だ。
■ストーリー
東京湾に突如として巨大な円盤が現れ、非常事態が宣言される。混乱の中、出版社で働く小山ノブオは宇宙船の落下に巻き込まれてしまう。ノブオは意識を失い、目を覚ますと8年が経っていた。その間に世界は荒廃し、「8・32─終わらない夏休み」と呼ばれるようになる。しかしノブオは新しい現実を受け入れず、終わってしまった日常を取り戻すため、東京の家族と再会することを決意する。巨大な円盤が東京に現れ、3年が経った。
日常は終わりを告げ、世界は破滅する─かに見えた。しかし円盤はなにもしてこないまま、以前と変わりのない生活が続いた。2人の高校生、国民的まんがキャラクター「イソベやん」を溺愛し担任教師に片思い中の小山門出と、門出とは小学生からの親友で戦争ゲームオタクの中川凰蘭は、円盤が日常にありながらも友達と他愛もない会話を日々繰り返す。そんな中、一機の小型円盤が東京に落ち、なにも起きなかった世界になにかが起き始める。
■感想
記憶をなくしている父親が何もわからないまま、東京へと向かう。その過程で、異星人の存在や、それと対抗するために地球人たちで宗教団体じみた組織を作り上げているというのがわかる。死んだと思われていた娘の門出が生きているとわかるのがエピソード1だ。
そこから門出たちがどのような日々を過ごしてきたのか、過去の回想を含めて語られていく。まだ序盤の段階では、平和な日常に突如として巨大な宇宙船がやってきて、そこから日常が混乱していくという流れが描かれている。
門出と鳳欄は小学生時代からの友達のようだ。鳳欄はスレているというか、一般的なきゃぴきゃぴした女子高生ではなく、かなり個性的で自分の信念がしっかりしているような印象がある。門出は父親が行方不明となってから母親との折り合いが悪くなっている。
なんとなくだが、コロナ渦に襲われた日本を描いているような気もした。宇宙船がコロナと言い換えることができるのかもしれない。必要以上に宇宙船が出すアスタリスクというものを恐れる者もいる。
まだ、今の段階では何が起きているのかよくわからない。異星人が明確に地球人を殺害する描写はない。人々は異星人を恐れている中であっても、門出たちはごく普通の日常を過ごしている。有名人が声優をやっておりコラボも展開されていたり、それなりにインパクトがある。
門出たちと異星人たちの交流があるのか。それとも父親との再会はいずれあるにせよ、そこから大きな変化があるのだろうか。全18話の物語ではあるが、どのような結末に向かうのかが楽しみで仕方がない。
強烈なインパクトのある物語だ。
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