2025.5.29 明らかに藤子不二雄を意識している【デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション エピソード17,18】

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評価:3
■ヒトコト感想
ラストエピソードへ向かう。侵略者の宇宙船が東京へ落下する。防げない未来というのはわかってはいたが、大葉が必死に爆発を止めようとする。門出たちが地方で合宿をしている間に、東京に宇宙船が落下する。宇宙船が落下するとどうなるのか。非常にショッキングな場面が続く。最初に、謎のシャボン玉が落下してくる。それを触ると人の身体ははじけ飛んでしまう。これは明らかに人間を殺すための兵器となっている。
それが世界中にまき散らされるのだが…。なんとなくだが、エバンゲリオンのような世界滅亡への展開となっている。そこから宇宙船が予想よりも早くに東京へと落下する。これまでに登場してきたキャラクターたちは、目の前に迫りくる巨大な爆発をただ眺め、巻き込まれるしかない。強烈な場面だ。
■ストーリー
東京湾の上空に玉虫色に輝く巨大な謎の指が出現する。ゼロ磁場にその指が触れた部分から無数のピンク色の光の玉が拡散し、触れるものを死に追いやっていく。大葉は母艦の爆発を止めようとし、侵略者と人間の共生の道を探ろうとするが、世界の崩壊を望む小比類巻がその前に立ちはだかる―。一方、一部のメディアの情報から都心を離れようとする多くの人々により交通機関が大混乱となる中、門出と凰蘭たちは合宿先から東京へ戻るべく車を走らせていた。
門出の友人だと名乗るマコトという人物から、ノブオは自身の記憶が失われている母艦の襲来以降の8年の間に、門出と凰蘭たちに何が起こっていたのかを知らされることとなる。そしてマコトたちもまた、母艦爆発のあった「8・32」以降、門出と凰蘭に出会えていないのだと言う。荒廃した世界と日本の現実を受け入れられないノブオは、マコトとふたばに案内されたシフトマシンを利用して、別の時間軸の門出に会いに行くことにするのだった―
■感想
門出たちは暢気に合宿した地方から東京に戻ろうとしている。その車の中で東京の滅亡を知る。悲劇的なのは、東京に残った者たちだ。大葉が必死に宇宙船の爆発を止めようとするのだが…。宇宙船のコアにパスワードを入力しても止めることはできない。
代わりに爆発が加速することになるのだが…。門出たちと関わった様々な人たちは、巨大な宇宙船の落下に伴う爆発をただ見ることしかできない。その衝撃はが目の前に迫り、そして巻き込まれていく。人が死ぬのはこうもあっけないものだと思い知らされる場面だ。
門出たちがどうなるだとか、そのあたりに進展はない。ただ、門出の父親が別の時間軸に移動するというのがある。結局は、現在の時間軸では悲惨な結末となっている。そこから侵略者が東京へやtってこない別の時間軸で門出の父親目線ではハッピーエンドとなる流れとなっている。
なんだか都合がよすぎるような気がするのだが…。別の時間軸での門出は小学生として元気に学校に行っている。そこには侵略者はおらずいそべやん、ではなく「すんだもん」というキャラクターの漫画が流行っている。まったく別の時間軸での世界が出来上がっている。
別の時間軸でも門出はおんたんと出会い友達となる。そこには侵略者や宇宙船も存在せずに普通に大学に行き、卒業して漫画編集者として仕事をしている門出の姿がある。門出とオンタン、デーモンとオンタンでドラえもんなんて言葉がでてきたり。作家に対してSF漫画を描くことをすすめたり。
明らかにドラえもんを意識しているのが面白い。確かに思い返せば、いそべやんの絵のタッチは明らかに藤子不二雄であり、タケコプター的なものや、秘密道具が多数登場してくる。
結局は、現代版のブラックなドラえもんということなのだろう。
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