2025.4.18 不幸な未来しか想像できない流れ【デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション エピソード11,12】

amazonプライム
評価:3
■ヒトコト感想
侵略者をひたすら人間が虐殺するシーンが続いている。人間からすると侵略者がコミュニケーションがとれるとは考えず、ただ虫を駆除するように虐殺していく。自衛隊による大規模な掃討作戦と民間人による殺害。中には侵略者を虐殺することに罪悪感を感じて苦しむ者もいる。おうらんたちはそんな周りの動きを多少気にしながら、門出の家に居候することになった大葉(侵略者)に戸惑い続ける。
ここまで侵略者たちが無抵抗にやられていくシーンが描かれていると、その後の逆襲の前振りでしかない。門出とおうらんたちが不穏な空気を感じつつも、楽しく日々を過ごしている。危険な東京をさけて田舎に疎開する者もいる。政府に抗議する活動に熱心になる友達もいるのだが…。
■ストーリー
門出は昔好きだった大葉圭太というアイドルの体を侵略者が乗っ取っていることに戸惑うも、凰蘭とともにその侵略者と次第に親密になっていく。そんなある日、ふたりが通う駿米大学の構内で複数の侵略者が目撃され、自衛隊による大規模な掃討作戦が行われることとなる。複数の侵略者たちが庇い合い怯えている様子だったが、自衛隊の隊員たちに頭を撃ち抜かれ絶命する。門出やふたばら多くの学生がその瞬間を目の当たりにする。
人間による駆除から逃れるために侵略者たちは隠れて日々を送る。悪化の一途を辿る状況を打開するために、人間への蜂起を計画するのだった。一方、人間の世界では侵略者を擁護する側、徹底的に攻撃しようとする側がどちらも過激になりつつあった。駿米大で侵略者に引き金を引いた自衛官の池田ノリは、侵略者を排除するという指令に対して疑問を抱き煩悶する。そして、ふたばが所属するSHIPの活動もどんどんエスカレートしていき―
■感想
侵略者と人間の対立が激しくなる。人間たちはひたすら侵略者を攻撃することしか考えない。小さな子供程度の大きさがあり、何か言葉を発している時点で、虐殺することに関しては罪悪感があるはずなのだが…。
自衛官は実家に帰ると国のために働いていると両親から賞賛される。侵略者を排除しているというTVのニュースだけを鵜呑みにして息子をべた褒めする親。そんな親に対して実際に排除行為を行っている自衛官は罪悪感に苦しんでいる。今の段階では自分勝手な人間たちの虐殺としか見えない。
門出とおうらんは楽しく大学生活を過ごす。オカルトサークルになぜか参加することになり、宇宙人を探すなんていうピントがずれた活動をしようとする。実際に侵略者が家にいる門出とおうらんは困惑しつつも、侵略者に対しての思いが変わっていく。
門出が昔推していたアイドルの大葉の中身が侵略者だった。門出の友達は侵略者にも人権があるということで、活動家のようなことをしている。デモ活動をしながら、対立する組織といざこざがあったりもする。このあたり、日米安保に反対する学生運動のような感じだ。
ここから侵略者の反撃が始まるのだろう。侵略者の代表のような存在が国会議事堂に降り立っている。門出たち学生は様々な活動をする者もいれば、のんきに日常を楽しむ学生もいる。不穏な方向に進んでいるのは間違いない。エピソード1では門出たちは地下で活動していたので、何かしら大きな出来事が起きるのだろう。
政府お抱えの兵器を生み出す企業の上層部の者だけは、この後何が起きるかをわかっているような感じだ。東京の頭上にたたずむ巨大な宇宙船も墜落するような描写もある。
不幸な未来しか想像できない。
おしらせ
感想は下記メールアドレスへ
(*を@に変換)
pakusaou*yahoo.co.jp