ダーク・タワーⅣ 魔導師と水晶球 中 


 2026.10.25      14歳のローランドの冒険 【ダーク・タワーⅣ 魔導師と水晶球 中】


                     
【中古】ダーク・タワー(4)魔道師と水晶球 中/ スティーヴン・キング (文庫)
評価:3.5
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■ヒトコト感想
ローランドたちは「ブレイン」とのなぞなぞ勝負に勝利し、危機から脱することができた。その後、ローランドは仲間に自分の過去を語り始める。14歳のローランドと仲間のカスパートとアランの物語となっている。ローランドが、調査のためにやってきた町で、地元の権力者ソリンの元に差し出される美しい女性のスーザンとの恋物語が描かれている。

ソリンへ処女の状態で差し出されることが条件であったスーザン。お互いがかなわぬ恋とわかりながら…。ローランドとスーザンの関係の変化や、地元の荒くれ者たちであるジョナス一味とのトラブルなどがある。14歳にしてはとても大人びており、すでにガンスリンガーとなっているローランドは圧倒的な強さがすでに垣間見えている。

■ストーリー
ローランドにはかつて、心の底から愛した少女がいた――。〈ガンスリンガー〉への試練を突破し、故国を離れた14歳の晩夏、ローランドは二人の親友、陽気なカスバートと沈着なアランとともに〈男爵領〉内の町ハンブリーにいた。父の密命のもと、偽名で任務を遂行するローランドの前に現れたその少女は、思いもよらぬ運命へと彼を導いていく……。甘美なる恋と、おぞましき陰謀の行方!

■感想
ローランドの若い時代が回想される。14歳にしてすでにガンスリンガーとして活躍しているローランド。権力者ソリンに対して花嫁同然の愛人となることが決まっているスーザンに恋をしてしまう。本作のポイントは、ローランドたちと、地元の悪であるジョナス一味のトラブルだ。

酒場でのちょっとしたいさかいでローランドたちはジョナスたちと相対することになる。ジョナスたちは拳銃を保持しているのだが、アランは鉛の弾を打つパチンコを持っているだけ。これだけでジョナス一味と渡り合うのはすさまじいインパクトがある。

ローランドはスーザンとの禁断の恋を成就させる。この恋がスーザンとローランド両方の立場を悪くすることは明らかなのだが、止めることはできない。魔女のリーアが、水晶玉でスーザンの行動を監視していた。この水晶玉が、ローランドの長年の敵となる黒衣の男からもたらされた物だということなのだろう。

ローランドの恋を危うく感じているのはアランとカスパートだ。ローランドがスーザンに腑抜けにされやしないかだとか、ジョナスに住居を荒らされたとしても何も手を出さないことへの危機感をおぼえていた。

ローランドはジョナス一味との闘いを決意する。リーアがもつ水晶玉の秘密も明らかとなり、アランやカスパートとの協力と、さらにはスーザンからの協力も得ることでジョナス一味と町の兵士たち2百人と戦うことになる。

その準備を行うのだが…。4人だけで2百人と戦うのは無謀でしかないのだが、それをやり切れる作戦を立てている。下巻ではその作戦の実行が描かれることだろう。ローランドとスーザンの恋は決して長続きしないものではあるが、先が気になる展開だ。

強烈なインパクトのある流れだ。



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