チャレンジャーズ


 2025.1.19     プロテニスプレイヤーの三角関係【チャレンジャーズ】


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評価:3

■ヒトコト感想
二人のプロテニスプレイヤーとひとりの女テニスコーチの物語だ。ジュニアのころに知り合った三人。アートは将来にはグランドスラム優勝したりするほど成長する。そのアートをコーチするのは元ジュニアの有望女子選手であったタシだ。簡単に言うとアートと親友のズワイグそしてタシとの三角関係の物語だ。

将来有望だったタシが膝を怪我して選手としての道をあきらめる。現在のアートとズワイグとの対決を描きながら、過去の三人の状況を描いている。タシが罪深い女であり、どちらに対してもよい顔をしている。若いころはズワイグと付き合っていたが、別れることになる。その後アートと付き合い、アートが登りつめるのに合わせてコーチとして成功していく。

■ストーリー
元テニスプレーヤーのタシはコーチに転身し、夫のアートをグランドスラム優勝に導いた。しかし最近のアートは敗戦がかさみ、タシは連敗を止めるために夫をチャレンジャーに出場させることにした。そこでアートは、かつての親友でタシの元恋人と対戦することになる。

■感想
タシとアートとズワイグの三角関係の物語だ。若いころにはアートやズワイグよりも、タシがダントツで有望株となりテニスプレイヤーとしての将来を嘱望されていた。美しいタシにアートとズワイグはあっという間に夢中になってしまう。

若い男ふたりがタシに夢中になり、どちらが恋人になるかを争っている。タシは思わせぶりな態度を示し、どちらかを選んでいる。ちょっといじわるな感じだが、最終的にはズワイグを選ぶ。アートとしては親友に好きな人を奪われた形となるので、複雑な心境なのだろう。

現在ではアートはスター選手となり、ズワイグは落ちぶれた世界ランキング200台の選手となっている。チャレンジャーのトーナメントの決勝で、アートとズワイグが対決することになる。アートは些細なことでイラついて調子を崩してしまう。

ズワイグが優勢なのだが…。実は裏ではタシとズワイグは再会しており、決勝でズワイグに負けてくれとタシは依頼したりもする。ズワイグが突然手を抜いたことに気づいてイラつくアート。グランドスラムを制覇した選手のプライドや、タシとズワイグの過去を知っているだけに複雑な感情が見え隠れしている。

本作のメインは若いころの3人だろう。プレイヤーとして素晴らしい未来がある3人。ズワイグはすぐにプロになることを選択し、タシとアートは大学でテニスをやることになる。結局はタシとズワイグが別れたあとにアートとタシは付き合うことになる。

アートが成功したのはタシのコーチのおかげなのだろうか?最後までそれは明らかにされていない。アートが引退した後に、落ちぶれたズワイグを復活させることがもしできたのであれば、タシは間違いなくコーチの才能があるのだろう。

試合の描写がスローを妙に使って、テンポが損なわれていたのが印象的だ。



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