ブロンソン


 2026.6.26    現在も服役中の犯罪者【ブロンソン】


                     
【中古】 ブロンソン/トム・ハーディ,ルイ・アンドリュー,マット・キング,ニコラス・ウィンディング・レフン(監督、脚本)
評価:3

■ヒトコト感想
実在するマイケル・ピーターソン(=チャールズ・ブロンソン)の半生を描いた伝記映画だ。ブロンソンはとんでもない人物だ。頭のネジがどこかぶっ飛んでいるのは間違いない。最初の犯罪が19歳で郵便局を襲う。次に逮捕され懲役7年を言い渡されるが、刑務所内で暴力事件を起こすので刑期は26年まで伸びてしまう。

無茶苦茶な男だ。看守を殴りつける。他の囚人を殴りつける。職業訓練を受けず講師を殴りつける。ここまですると、当然ながらきつい制裁を受けて独房に入れられるのだが…。刑務所の所長もなぜブロンソンがそんな行動をとるのか理解できていない。精神病院へ移されたりもするのだが、決して改善することはない。現在でも刑期は34年まで延びているというのが強烈だ。(そのうち30年が独房というのもさらに強烈なのだが…)

■ストーリー
最高に最低な生きざま1974年、19歳のマイケル・ピーターソンは有名になりたかった。お手製の散弾銃を作り、郵便局を襲った彼はあっさり捕まり、7年間の刑務所暮らしを宣告される・・・マイケルは自分を俳優の【チャールズ・ブロンソン】の分身であると主張、そのキャラクターを通し、その後、34年間に渡り刑務所生活をおくることとなった「イギリスで最も有名な犯罪者」を描くバイオレンスアクション!

■感想
理由なき暴力と狂暴性。この異常さは何を意味しているのか。凶悪な犯罪者はその兆候やバックグラウンドでは家族の問題などがあるのだが…。ブロンソンは最初からよくわからない異常さがある。有名になりたいからと郵便局を襲い、懲役7年をくらう。

そこから刑務所内で問題をおこしながらも、一時的に出所することになるのだが…。恋人とのトラブルと、まったく逃げる気がない指輪の窃盗により、あっさりと再逮捕されてしまう。69日の出所期間にどんな意味があったのだろうか。。。

再収監後には、ブロンソンの凶行はエスカレートする。書司を人質にとる。すぐに刑務所の職員たちに袋叩きにされてしまう。どれだけブロンソンが肉体的に強いとしても、大勢にいっぺんに囲まれては手も足もでないのは当然だろう。

ボコボコにされて独房に入れられてしまう。普通の囚人であればこれに懲りて大人しくするはずなのだが…。ブロンソンは変わらない。次は美術教師を人質にとり立て籠もってしまう。正直、ブロンソンは何を目的として行動しているのかわからない。

イギリスで最も有名な囚人となったブロンソン。34年間刑務所に入っていること自体も衝撃だが、そのうち30年が独房というのもさらに強烈だ。目的は有名になるということなので、それはある意味達成されたのかもしれない。

犯罪⇒投獄⇒暴力⇒刑期延長の中で、暴力と刑期延長の無限ループを繰り返す男。驚きなのは現在も服役中という部分だ。出所の見込みは極めて低いのは当然のことだろう。誰も制御できない存在。だからといって死刑にするわけにもいかない。

強烈な存在だ。



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