2025.5.20 アメリカ合衆国大統領の息子を殺害せよ【ビーキーパー】

amazonプライム
評価:3
■ヒトコト感想
ジェイソン・ステイサムが特殊な元工作員を演じる。アダム・クレイは養蜂家という別名で呼ばれた凄腕の工作員だった。冒頭、アダムが慕う老女がネットのフィッシング詐欺にひっかかり、管理していた基金の資金を根こそぎ奪われてしまう。そのことにショックを受けた老女は自殺することになる…。老女の仇を打つために養蜂家が立ち上がる。
たったひとりの工作員を誰も止めることができない。詐欺組織の元締めの若者にアダムは迫るのだが…。元CIAの長官や、市の軍隊やFBIまでもがかり出され、養蜂家をせん滅しようとするのだが…。決して養蜂家を止めることはできない。最後に行きついた先がすさまじい。物語を盛り上げるため、とうとうひとりの暗殺者がここまでたどり着いたのかと驚かされるばかりだ。
■ストーリー
アメリカの片田舎で静かな隠遁生活を送る養蜂家。ある日、彼の恩人である善良な老婦人がフィッシング詐欺にかかり、全財産をだまし取られた末に自ら命を絶ってしまう。詐欺組織への復讐を誓った養蜂家は、かつて所属していた世界最強の秘密組織“ビーキーパー”の力を借り、怒涛の勢いで事件の黒幕へと迫っていく。その先に立ちはだかるのは、この国では絶対に誰も手が出せない最高権力の影。それでも養蜂家は何も恐れず前進し、社会の秩序を破壊する害虫どもを完膚なきまでに駆除し続ける。そしてついに、彼が辿り着いた最大の“悪の巣”とは――
■感想
養蜂家のアダムが暗躍する。序盤でフィッシング詐欺のパリピ組織が強烈なインパクトがある。情報弱者たちから搾取する詐欺組織。大規模な組織であり、その収益は大本の組織に送られている。いかにも今風な若者たちがPCのモニターの前で通話しながらフィッシング詐欺を繰り返している。
そこにやってきたのが養蜂家だ。何も言わず群れを壊されたからと、ガソリンを撒いてビルを爆破してしまう。養蜂家の圧倒的な強さはすさまじいインパクトがある。
大本の組織は元CIAの長官を雇っている。そして、新しい養蜂家を使い、引退した養蜂家であるアダムを始末しようと考えるのだが…。驚きなのは、ここからCIAの長官でさえも養蜂家の組織をコントロールできないということだ。
さらには、アダムの強さを知る養蜂家の組織は、アダムの殺害をあきらめてしまう。となると、元CIA長官は自分のつてを使って、荒くれものたちを雇ってでも養蜂家を暗殺しようと考える。この時点で、養蜂家に対して打つ手なしというのが伝わってくる。元CIA長官は、組織のボスである若者に数々の忠告を行うことになる。
元締めの若者が逃げ込んだ先は母親のもとだった。この母親がなんとアメリカ合衆国の大統領だった。ここでアダムは組織の元締めの若者を追いかけるために大統領の官邸へと入り込むことになるのだが…。今までの暗殺系の作品とはレベルが違う。
大統領の息子が悪事に手を染めており、それを殺害するために工作員が大統領の官邸に忍び込む。どれだけ厳重に警戒しても養蜂家を止めることはできない。厳重な警戒がされている場所にやすやすと入り込むアダムのすさまじさが強調されている。
ジェイソンステイサムにうってつけの作品だ。
おしらせ
感想は下記メールアドレスへ
(*を@に変換)
pakusaou*yahoo.co.jp