バッドボーイズ フォー・ライフ スペシャル・プライス【Blu-ray】 [ アディル・エル・アルビ ]
評価：3
■ヒトコト感想
懐かしいバットボーイズシリーズ。かなり昔から続いているシリーズなので、主演の二人もそれなりに年をとっている。当然ながら作中ではリアルな時間の経過を連想させるようにマーカスは孫が生まれ、おじいちゃんになっている。マイアミ市警の名物コンビに危機が訪れる。方や独身を謳歌しているマイク。方や嫁の尻に敷かれ、孫の面倒をみているマーカス。
事件に対するスタンスの違いなどで、コンビを解消することになる。マーカスはまさに引退した好々爺のように、家でソファーに横になりながらスナック菓子を食べて映画を見ている。マイクは相変わらず体を鍛えてかっこいいスーツを着ている。ただ、マイクは無理して若作りをしているような感じが面白い。
■ストーリー
独身生活を謳歌する敏腕ベテラン刑事のマイク。妻に頭が上がらず家庭優先、仕事はイマイチだが、最高の相棒マーカス。マイアミ市警の名物コンビ《バッドボーイズ》の２人だったが、マーカスは家族のことを想い引退を決意する。そんな中、マイクは新チームへの配属を命じられ、若手エリート捜査官で構成されたAMMO〈マイアミ・ハイテク捜査班〉のメンバーたちとチームを結成することに。若手と衝突を繰り返すマイクだが、事件の捜査を進めるうちに何者かに命を狙われてしまう。さらには容赦なくマイクの周囲にまで凶弾が――。
■感想
マイクは若いつもりでいるのだろうが、現役バリバリの刑事たちからすると、ただのおじいちゃんでしかない。若手エリート捜査官との対立や、マイクは髭が白いのを黒く染めているなど、主役二人が老いている部分を強調している。
そんな中で、マイクや昔の関係者たちが次々と何者かに狙われ殺害されていく。正体不明の人物がマイクを狙う。この手の作品の定番として、マイクは多数の銃弾を受けるのだが、なぜかマイクだけは死なない。集中治療室から颯爽と復活するあたり、バッドボーイズらしい流れだ。
マイクを狙う存在が明らかとなる。長距離からの狙撃で次々と関係者を殺していく人物。実は母親がマイクと過去に関係があり、その息子がマイクを殺害しようとしていた。かなり衝撃だろう。マーカスとマイクの会話の中で、マイクはいつまでも独身を謳歌するという流れであったのが、実は隠し子がいた。
マイクはその隠し子に狙撃され、今も狙われ続けている。引退して孫の世話に必死となっていたはずのマーカスも、いつの間にかマイクとコンビを復活し敵と対決に挑もうとするのだが…。
若手エリート捜査官たちが最新の機器を使用しての捜査を続ける。それについていけないマイクとマーカス。いつの時代も、最新テクノロジーに疎いのは老人の定番だろう。マイクは老人というほど老けては見えない。マーカスはそもそもがお笑い担当だっただけに、今では腹が出て中年太りのただのおじさんでしかない。
マーカスの孫の世話をするマイク。マーカスとその妻の関係を修復するためにマイクが気を使ったりもする。激しい闘いから一変しての平凡な日常が良い。
相変わらず強烈なキャラだ。