アンチャーテッド


 2025.6.5    冒頭からアクロバティックな展開【アンチャーテッド】


                     
アンチャーテッド ブルーレイ&DVDセット【Blu-ray】 [ アントニオ・バンデラス ]
評価:3

■ヒトコト感想
ゲームのアンチャーテッドから映画化された作品。ゲームはやったことがない。冒頭からいきなり飛行中の輸送機から、貨物と共に空中に放り出されそうになるネイトが描かれている。まず、この映像とアクロバティックなアクションに目が釘付けになるのだろう。そこから、ネイトがバーテンとして仕事をしているシーンにうつり、サリーとの出会いや、宝探しの物語へとスタートしていく。

冒険ものとしては、わりとシンプルな流れではあるが、サリーがずるがしこいというか自分だけが宝を手に入れようとするのがアクセントとなっている。冷酷な大富豪、黒人の女傭兵であるジョー、サリーとネイトを出し抜こうと必死となるクロエなどが動き回るのが良い。

■ストーリー
"都会で生き抜くスキルに長けたネイサン・ドレイク(トム・ホランド)は、ベテランのトレジャーハンター、ビクター・“サリー”・サリバン(マーク・ウォールバーグ)から、500年前にフェルディナンド・マゼランが収集しモンカーダ家が失った財宝を探そうと誘われる。窃盗から始まった二人のトレジャーハントは、自分や自分の一族こそが財宝の政党な相続人だと信じている冷血漢サンティアゴ・モンカーダ(アントニオ・バンデラス)より先に財宝を見つけるための、世界各地を舞台にした熾烈な競争へと展開してゆく。

ネイトとサリーが手がかりを解読して世界最古の謎の一つを解決できれば、50億ドル相当の財宝を発見するだけでなく、長年行方知れずになっているネイトの兄を見つけることもできるかもしれない。だがすべては、二人が協力し合えるかどうかにかかっている。

■感想
ゲームを原作としているが、ゲームをやったことがなくとも十分楽しめる作品だ。若きトレジャーハンターのネイトが、サリーに誘われてマゼランの黄金を探すための旅にでると決意する。ネイトがその決断をしたのは兄のサムがかつて追いかけていた財宝だからだ。

冒頭の輸送機でのアクロバティックな戦いがどのような経緯でそうなったのかが描かれる。序盤のネイトは小生意気で裕福な女性から高価なブレスレットを盗み取ったりとコソ泥の要素が強い。サリーはネイトの上を行くコソ泥具合というのが、ネイトを引き付ける要因のひとつとなっている。

財宝のカギとなる十字架を手に入れるために動き出すネイトとサリー。ここで屈強な女傭兵であるジョーと出会う。明らかに何か癖のありそうなキャラであるジョー。神出鬼没であり、富豪の依頼でネイトたちが狙う財宝を横取りしようとする。

もうひとりの邪魔者としては、財宝を手に入れるためにもうひとつ必要な十字架をもつ女であるクロエだ。このクロエがまるで峰不二子のようにネイトとサリーを出し抜いて、ネイトの十字架を奪い取ろうとしたり、ひとりだけ抜け駆けしようとしたり。。。

壮大な冒険物語だ。マゼランの黄金と船を発見したサリーたち。それを横取りするのは富豪で、やることが豪快だ。富豪はへりでマゼランの船ごとつるして奪い去ろうとする。ネイトとサリーでは明らかに戦力不足であるが、ネイトが暴れることで、富豪やジョーたちを排除することに成功する。

キャラ立ちしており、クロエはネイトに出し抜かれた恨みをもったままいなくなる。サリーとネイトはマゼランの船を海上警察に奪われてしまうのだが…。ネイトが金をいくつかポケットに入れて持ち出していたというオチがある。

明らかにシリーズ化されそうな流れだ。



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