21ジャンプストリート


 2025.8.4    ダメ警官が高校への潜入捜査へ【21ジャンプストリート】


                     
21ジャンプストリート [ チャニング・テイタム ]
評価:3

■ヒトコト感想
チャニング・テイタムとジョナ・ヒルが主演のコメディ。イケメンのグレッグとデブでオタクなモートンをそれぞれが演じるのだが…。学生時代の格付けがすべてリセットされ、お互いが警察官となり意気投合する。落ちこぼれ警官として幹部に目を付けられ、高校への潜入捜査を命令される。目的は高校内部で蔓延している薬物の売人と元締めを探し出すということだったのだが…。

最初の役割分担でそれぞれのキャラクターをあべこべに報告してしまい、グレッグがオタクで、モートンがパリピという流れとなるのが最高だ。いつの間にかモートンは学内でのイケてるメンバーに加わり充実した学生生活をおくる。対してグレッグはオタク友達の技術力を使い、薬の元締めを探し出そうとするのだが…。

■ストーリー
高校時代の敵役シュミットとジェンコの2人が新人警官としてコンビ結成。青年犯罪を撲滅するために高校で潜入活動する犯罪特別捜査課「21ジャンプストリート」に配属され、高校にはびこる凶悪犯罪の実態を知る...

■感想
落ちこぼれ警官のドタバタコメディ。成人した警官が高校生として潜入捜査をするのはぶっ飛んでいる。それでいて多少老けてはいるが、周りも違和感なく受け入れているのがすさまじい。序盤ではグレッグは昔の気持ちでパリピに近づくために必要なファッションや行動をモートンにレクチャーするのだが…。

現実の高校生たちは、エコの意識が強く、暴力をふるわない、昔でいうオタクのような存在だった。まずこのジェネレーションギャップが良い。その流れでモートンがイケてるグループに入り込めているのが最高だ。

薬の売人に近づくことに成功するグレッグたち。そこで試しに薬物をその場で摂取しろと言われたりもする。いちいち行動が面白い。グレッグとモートンが薬を摂取してラリったことが、モートンの演劇としての才能を開花させて、周りから受入れられる。

予定外にモートンがイケてるグループ内でなじむのが良い。高校時代はプロムの相手に対して手ひどい断られ方をしたのだが、潜入捜査先では相手からモートンの誘いを待つというような流れにもなっている。対してイケメンであるはずのグレッグがオタクたちと仲良くなっているのが良い。

薬物売買の元締めは意外な人物だった。その前に、警官時代に取り締まりを行ったバイカーグループが、薬物の顧客としてやってきたりもする。そこでの激しいカーチェイスはすさまじい面白さがある。なぜそうなるのか、という具合に次々と車を乗り継いでバイカーたちから逃げ続けている。

絶体絶命のピンチも、むちゃくちゃな行動でうまくいく。グレッグがイケメンであるだけに、女性の運転手の気を引いている間にモートンが車を盗み出すなんて芸当もしている。

このくだらない面白さが最高だ。続編の大学へ潜入するパターンも見るだろう。



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