ウエスト・サイド・ストーリー


 2024.4.23    揃ったダンスシーンは爽快だ【ウエスト・サイド・ストーリー】


                     
ウエスト・サイド・ストーリー [ アンセル・エルゴート ]
評価:2.5

■ヒトコト感想
古典的な作品であるウエスト・サイド・ストーリーのリメイク版。スピルバーグが監督したということで期待したのだが、ベーシックなミュージカルだった。そもそも、そこまでミュージカルが好きではないので、ストーリーが単純な本作は少し見ていて退屈だった。同じミュージカルでも「グレイテスト・ショーマン」のように感動的なダンスがあるわけではない。

序盤の揃ってのダンスは確かに見どころかもしれないが、それだけな印象だ。有名な作品なので、作中で登場する曲についてはどこかで聞いたこのある曲ばかりだ。若者同士の争いと、許されざる恋に落ちる若者を描いた作品。オリジナルを知らないので、どのあたりがリメイクの特徴だとかもわからなかった。

■ストーリー
夢や成功を求め、多くの移民たちが暮らすニューヨークのウエスト・サイド。だが、貧困や差別に不満を募らせた若者たちは同胞の仲間と結束し、各チームの対立は激化していった。ある日、プエルトリコ系移民で構成された“シャークス"のリーダーを兄に持つマリアは、対立するヨーロッパ系移民“ジェッツ"の元リーダーのトニーと出会い、一瞬で惹かれあう。この禁断の愛が、多くの人々の運命を変えていくことも知らずに…。

■感想
単純に言ってしまうと、ヨーロッパ系移民の若者たちで構成されたジェッツとプエルトリコ系移民の若者たちで構成されたシャークスの争いでしかない。ジェッツの元リーダーのトニーがシャークスのリーダーの妹のマリアに恋をしてしまったことから、二つのチームの争いが始まる。

序盤で、それぞれのチームが路上でいがみ合う場面がある。ここでダンスが始まり、ミュージカル調での争いが描かれている。その後には、ふたつのチームの若者たちの関係性を改善させようと市がダンスパーティを開くのだが…。

男女入り交えてのダンスパーティのシーンは強烈だ。このあたりのダンスシーンが物語のピークかもしれない。ストーリー的には単純なので、問題はない。ただ、ダンスシーン以外のミュージカル調の部分はやはりすんなりとは入り込めない。

ロミオとジュリエット的な展開ではある。相手のチームのリーダーの妹と恋に落ちるのは、自分のチームからも非難される。それらの二人のひそかな逢瀬のシーンが歌で表現されているのだが…。これを受け入れられる人でないと楽しめないだろう。

そもそもオリジナルを知らなかったのだが…。ラストは割と衝撃的だ。二つのチームの喧嘩で、結局それぞれのチームで犠牲者がでる。ジェッツはトニーの親友でリーダーの男が殺され、シャークスはマリアの兄が犠牲となる。それもトニーの手によって。。

なんだか勢い余って、というような雰囲気で描かれているが、明らかにトニーが意図してマリアの兄を刺し殺している。親友のかたきという強い恨みを感じさせるシーンだが、その後のトニーのマリアに対する言い訳が女々しし感じしかしなかった。

スピルバーグという雰囲気は感じなかった。



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