宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海


 2022.3.5      ヤマトのストーリーをすんなりと把握できる【宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海】

                     
宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海
評価:3

■ヒトコト感想
宇宙戦艦ヤマトは見たことがない。ストーリーも知らないがタイトルと曲だけは知っていた。そんな状態で総集編である本作を見たのだが…。おおむね問題なく楽しめたしストーリーも把握できた。ガミラス星から送り込まれた爆弾により人類は滅亡の危機に瀕していた。イスカンダルへ向かう意味も本作を見て分かった。ヤマト一隻でガミラス星の軍隊と戦う。圧倒的な戦力差は、ヤマトの性能と艦長の能力で乗り切っている。

そもそもヤマトがイスカンダルから提供された技術によりチートな能力をもっている。オリジナルの宇宙戦艦ヤマトは知らないが、十分楽しめた。ガミラス星内部でも権力闘争や謀略が渦巻いているのは、間違いなく大人向けだ。

■ストーリー
ヤマト発進!人類滅亡まであと365日。西暦2199年。地球は謎の星間国家・ガミラスの遊星爆弾により壊滅的な被害を受け、あまねく生命は死に至っていた。最後の希望は、恒星間航行が可能な宇宙戦艦ヤマトで汚染を浄化し惑星を再生させるシステムを受け取りに行くこと。イスカンダルへの16万8千光年の大航海が始まる!TVアニメ「宇宙戦艦ヤマト2199」全26話を新たな視点で再構成、追加カットも収録した特別総集編。

■感想
宇宙戦艦ヤマトと言えば、あの有名な曲を思い出してしまう。結局はよくストーリーを知らないまま本作を見たのだが…。総集編としてまとめられており、違和感なくストーリーを把握できた。イスカンダルへ向かう目的と、敵の存在。

ヤマト一隻でガミラス星の軍隊と渡り合える理由も把握できた。さらには、純粋にガミラス星が悪でヤマト側が善という流れではない。ガミラス星の内部でも権力闘争があり、デスラー総統が暗殺されそうになったりもする。

ヤマトは艦長の力が大きいのだろう。ガミラス星の司令官との対決でも、お互いがヒリつくような戦略の応酬となっている。結局はヤマトの信じられないような奇策により、戦力差がある状態でありながらヤマトが勝利している。

そして敗れた側は、投降するのではなく、ヤマトに取りついて自爆で一矢報いようとする。ガミラス星側の軍人にも気概のある者がいるという流れなのだろう。ヤマトの乗組員であり、イスカンダルへとつながる重要人物である森が誘拐されたりなど、様々なアクシデントがある。

ヤマトがイスカンダルを目指す理由とガミラス星が地球を侵略しようとした理由まで。様々な状況がありながら、地球の希望をのせたヤマトはひたすらイスカンダルを目指す。汚染された地球を救うという目的があるにせよ、ガミラス星の圧倒的な軍事力に対抗してまで目指すべき目的地だったのだろうか。

結局は、デスラー総統がすべて悪の要素を取り込んでいる。自分の星の住人たちをあえて犠牲にしてヤマトを倒すというストーリーを作り上げている。

ヤマトのストーリーをやっと理解できた。



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