嘘喰い


 2024.12.10    最後に逆転勝ちするのが良い【嘘喰い】


                     
嘘喰い(通常版)/横浜流星,佐野勇斗,白石麻衣,本郷奏多,中田秀夫(監督),迫稔雄(原作),フォックス・キャプチャー・プラン(音楽)
評価:3

■ヒトコト感想
漫画原作。漫画は長大な物語ではあるが、序盤の面白い部分を映像化として表現している。キャラクターもそろっているので、明らかに続編を作ろうとしているのだろうが…。闇のギャンブル倶楽部の賭郎にまつわる物語。本作のポイントは獏がどのようにしてギャンブル勝負に勝っていくかの物語だ。獏の傍らには、賭けの素人であり狂言回し役である梶がいる。

賭郎に参加している面々は明らかに癖がありすぎる。特に本作のラスボス扱いである佐田国との対決は強烈だ。賭郎のボスであるお屋形様は高みの見物という感じで、ラストで獏がお屋形様に挑戦する場面で終わっている。魅力的なキャラが多数登場してくるので、このまま終わるのはもったいない気がした。

■ストーリー
あんた、嘘つきだね。国家をも凌ぐ支配力を誇る、闇ギャンブル倶楽部“賭郎”。その頂点を決する一世一代の大勝負でお屋形様・切間創一(櫻井海音)に敗れ、“賭郎”の会員権を剥奪された天才ギャンブラーの“嘘喰い”=斑目貘(横浜流星)は、新たな会員の佐田国一輝(三浦翔平)が倶楽部を荒らしているという噂を聞きつけ、再び姿を現す。闇金から貘に救われた人生負け組の青年・梶隆臣(佐野勇斗)、闇カジノのオーナーでヤクザ組長・鞍馬蘭子(白石麻衣)と協力して挑むのは、欲望にまみれた超一流のイカサマ師たち──

極悪ディーラー、快楽殺人者、マッド・サイエンティスト──が仕掛ける絶望的なギャンブル勝負の数々。もし負ければ、“賭郎”の立会人・夜行妃古壱(村上弘明)や目蒲鬼郎(本郷奏多)が、命を含む代償を容赦なく取り立てる。殺しにイカサマ、裏工作が当たり前の頭脳心理戦で、貘は嘘を見破り、勝ち残ることができるのか!? 敗者には残酷な死が待ち受ける、史上最恐にヤバい究極の騙し合いゲームの幕が開く!

■感想
漫画原作らしい、漫画的な展開が続く。序盤では賭郎のボスとの闘いを繰り広げ、あっさりと負けてしまう獏。そこから復帰するのだが…。梶という狂言回し役がうまい具合にダメキャラというか、ギャンブルが弱い気弱なキャラであり、獏のすごさを浮きだたせている。

梶と獏は一流のイカサマ師たちと対決する。序盤はカジノでディーラーとの勝負を行う。ここで獏はとんでもない賭け方をする。当然ながら負けが続くのだが…。最後には梶が爆勝するように準備されているのが爽快だ。

次のギャンブルは賭郎の会員券を賭けた対決となる。ジャングルの中で武器をもった兵士たちがいる中で逃げ続けることができれば勝ち。ギャンブルの要素は少ないが重要な仲間が手に入るパートではある。これを描くということは、続編がある前提のような気がするのだが…。

その後の佐田国との対決が本作のメインだ。悲劇的なバックグラウンドのある佐田国が復讐するために賭郎としてギャンブルをし続ける。負けたら死が待つババ抜きを行う獏が最高だ。

単純なゲームほどひりつく展開がある。佐田国と獏のババ抜き勝負。どのようなイカサマがあり、それをどうやって獏が見破るのか。割と種が分かってしまうとどうってことないが、佐田国の悲劇的なエピソードもあることから強烈なインパクトのある戦いとなっている。

勝負に負けたら死が待っている。どれほど魅力的なキャラであっても死は免れない。この容赦ない感じが良い。ラストではお屋形様との対決に向かう獏の後ろ姿で終わっている。

これで終わるのはもったいないような気がした。



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