中途採用捜査官 逃げるシンカー 


 2023.6.1      根底にあるのは韓国の徴兵制問題だ 【中途採用捜査官 逃げるシンカー】

                     
逃げるシンカー 中途採用捜査官 / 佐々木敏
評価:2.5
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■ヒトコト感想
中途採用捜査官シリーズ第3弾。今回は韓国と日本の関係がメインに語られている。冬ソナがヒットした時期の作品なので、今読むと少し違和感があるのだが…。韓国の徴兵制の問題や、日本と韓国の関係。このままいくと韓国の若者はどんどん日本に移住してしまい、最終的には韓国は国として滅びてしまう。

今回は結城たちは野球界に挑むことになる。韓国野球のヒーローが国際大会に出場しない。なぜそうなったのか。実はドーピング検査に引っかかることを避けるために東京ドームや札幌ドームでの試合を拒否し続けていた。非常に複雑で、ミステリー的な複雑さというよりかは、あちこちに話題がうつるための複雑さとでも言うのだろうか。中途採用という枠組みはあまり使われていない。

■ストーリー
中途採用の捜査官たちが、なぜか野球疑惑に挑む!韓国人のヒーロー投手はなぜ、札幌で襲われたのか?日本人が知らない『冬ソナ』が韓国で大ヒットした理由は?小説なんだけど、限りなくノンフィクション。

■感想
韓国と日本の関係の話は非常に興味深い。先進国はどこも出生率の低さに悩んでいる。ただ移民が盛んな国はそんなことを気にしていない。昔の人は、純粋な日本人という定義を重要視するため韓国や中国から若者が移住してくることに否定的な考え方となる。

よく考えれば、はるか昔、大陸から移住してきた者たちが日本人となっているので、中国人だとか韓国人だとかはほとんど関係ないのだろう。韓国の若者たちがこぞって日本の大学へ進学する。そのまま移住し結婚するとなると…。将来的には韓国は滅亡することになる。

韓国の徴兵制についても語られている。冬ソナがヒットしたのはベタな恋愛ものというのもあるが、韓国では徴兵性の問題も裏に隠しているらしい。確かに大学生の楽しい時期に2年間軍隊に入るというのはバカらしくて仕方がない。

徴兵を拒否するためには国際的なスポーツで成果をだすしかない。まさに自分の人生がかかった状態だ。となると、選手も必死になる。国際大会で結果をだすためにドーピングをする。そのドーピングがバレないように様々細工をするのだが…。なんだかすさまじい細工だ。

中途採用捜査官シリーズとして、今までであれば結城が前職であるSEの知識を活かしたり、恵が会計の知識を活かしたりして事件を解決していたのだが…。今回はドーピングだとか、それを拒否するために銃撃事件を起こすなど、ちょっとやり方がぶっ飛びすぎている。

結城たちは警官としての職務はまっとうしてはいるが、中東採用捜査官としての特徴はほとんどない。韓国と日本の関係や、冬ソナを韓国人たちがどのような視点で見ているかなど、非常に興味深い部分はある。

シリーズとしての特徴が分からなくなっている。



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