沈黙の聖戦


 2022.5.29      セガールのカンフーアクション【沈黙の聖戦】

                     
スティーヴン・セガール 沈黙の聖戦
評価:2.5

■ヒトコト感想
元CIAのジェイクを演じるのはセガールだ。ジェイクの娘のジェシカがタイ旅行中にテロ組織に誘拐されてしまう。今回のセガールは主にタイで戦う。相手はカンフーをメインとしてジェイクと戦う。ジェイクが相手をするのは、テロリスト、特殊部隊、そしてCIAと多種多様だ。セガール作品の定番的流れは抑えており、他作品との違いとしては舞台がタイということと、敵がカンフーを使うということだ。

セガールもカンフーは得意なようで、格闘で相手を圧倒している。娘が誘拐されたということで、元同僚たちとの静止をふりきってひとり単独でテロリストに戦いを挑んでいる。相手がどんな武器をもっていようと、素手で闘い圧倒してしまうセガールであった。

■ストーリー
元CIA捜査官、ジェイク・ホッパー(スティーヴン・セガール)の愛娘ジェシカ(サラ・マルクル・レーン)が友人とタイを旅行中にテロリスト組織に誘拐されてしまう。ジェイクは自らの手で娘たちを助け出すことを決意し単身、タイに乗り込む。頼れるものは誰もいない。残された時間は76時間。テロリスト、タイ特殊部隊、そしてCIAをも敵に回したジェイクの最後の戦いがいま始まる!

■感想
ジェイクはわかりやすい娘を溺愛する良きパパだ。ジェイクの娘が友達とタイ旅行をしているのを温かく見守るジェイクだが…。突然、娘がタイのテロ組織に誘拐されてしまう。テロ組織はジェイクの娘と知らずにジェシカを誘拐している。

このことが計画の失敗の元だ。ジェイクは娘が誘拐されたと知ると怒り狂う。ここから舞台はタイにうつり、ジェイクが暴れまわる。いきなりタイについて最初のタクシーの運転手に襲われるジェイク。それでも圧倒的な武力で相手を制圧している。

テロリストの脅しに屈することのないジェイク。CIAが調査を続けているのだが、そんなことはおかまいなしにひたすらジェイクは我が道を行く。ともすれば、CIAの綿密な調査を邪魔する形になるのだが、ジェイクは自分が思うままに動き始める。

ジェイクはひとりで行動するので、敵に囲まれることがしばしばあるのだが、すべてを圧倒している。舞台がタイということで、東南アジア人が槍をもって襲ってきたりする。アジア人ということでカンフーの達人のイメージがあるのだろうか。ジェイクとカンフーで対決したりもする。

結局はいつものセガール映画と同様に、セガールの独り舞台だ。カンフーでの対決はセガールの本領発揮ということだろう。激しい銃撃戦もあるが、ジェイクだけはなぜか撃たれることはない。ひたすらジェイクの攻撃だけが相手に命中していく。

強烈なインパクトはないのだが、セガール作品が好きな人にとっては安定して楽しめる作品だろう。代わり映えしないといえばそうかもしれない。セガール作品を見て、これがどの作品かと一発で当てることは難しい。

セガールの沈黙シリーズは見分けがつかない。



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