沈黙の艦隊 エピソード5,6


 2024.4.27     アメリカの空母を撃沈するやまと【沈黙の艦隊 エピソード5,6】


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評価:3

■ヒトコト感想
やまとの処遇を巡って日本政府とアメリカ政府が交渉を行う。架空の物語とはいえ、日本政府がここまで強くアメリカに反抗する姿は想像できない。アメリカの第三艦隊がやまとを狙う。やまとを護衛するために自衛隊の護衛艦が守るのだが…。第三艦隊の攻撃により、護衛艦は一隻沈没してしまう。やまとという異物があるにせよ、アメリカと日本が攻撃し合うのは強烈だ。

やまとは独力でこの危機を脱することができる。自衛隊の護衛艦は無駄に沈没したような感じなのだが…。このエピソードのピークはやまとの攻撃により第三艦隊の空母が撃沈される場面だろう。それまで反撃を考えていなかった米軍があっさりと攻撃され沈没する。ここまでしたことで、ただでは済まないという雰囲気が強くなった。

■ストーリー
日本の近海で、海上自衛隊の潜水艦が米原潜に衝突し沈没した。艦長の海江田四郎(大沢たかお)を含む全76名が死亡との報道に衝撃が走る。だが実は、乗員は無事生きていた。事故は、日米政府が極秘に建造した高性能原潜「シーバット」に彼らを乗務させるための偽装工作だったのだ。 ところが、海江田はシーバットに核ミサイルを積載し、突如反乱逃亡。海江田を国家元首とする独立戦闘国家「やまと」を全世界へ宣言する。

やまとを核テロリストと認定し、太平洋艦隊を集結させて撃沈を図るアメリカ。やまとを追いかける、海自ディーゼル艦「たつなみ」。その艦長である深町(玉木宏)は、過去の海難事故により海江田に並々ならぬ想いを抱いていた。

■感想
アメリカからテロリスト認定されたやまと。やまとは独立を宣言し、日本を同盟国に選ぶ。第七艦隊からの包囲網から脱したは良いが、目の前には第三艦隊が迫っている。圧倒的に不利な状況であるやまとだが、自衛隊の護衛艦が助けにくる。

海江田からすると、想定外だったのだろう。護衛艦に助けてもらわなくとも、やまとは独力で第三艦隊と戦うことができると思っているようだ。第三艦隊からの攻撃を逃れるやまと。そこから第三艦隊の空母に攻撃し、空母を撃沈してしまう。この場面は強烈だ。

自衛隊は護衛艦一隻、アメリカは空母を失ったので、圧倒的にアメリカの損害の方が大きい。日本政府とアメリカ政府の交渉の場面では、日本の総理がここまで強気にでるのはありえるのか?と思えるほど自分の主張を続けている。

アメリカと戦争になりかねない状況。テロリストに協力していると見られる状況。その後に、日本政府との交渉のために海江田が東京湾にやってくるのもすさまじいインパクトがある。やまとは原潜だからこそ効果がある。陸上にでてしまうと、その能力は半減するのでは?と思ってしまった。

原作漫画ははるか昔に読んだので内容は朧気にしか覚えていない。日本と交渉のために地上に降り立つ海江田。米軍のスナイパーなどに狙われないのか?と心配になってしまう。米軍だけでなく、日本政府の中にもアメリカとの戦争を避けるために海江田を暗殺しようと考える者もいるかもしれない。

海江田の万能感はよりパワーアップしている。やまとの乗組員は、海江田がやることはすべて正解だと思っているのだろう。海江田の言うとおりにすれば必ず目的を達成できると思っているようだ。

日本政府の強気の姿勢が強烈にインパクトがある。



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