沈黙の艦隊 エピソード3,4


 2024.4.22     アメリカ第七艦隊を手玉に取る海江田【沈黙の艦隊 エピソード3,4】


amazonプライム                      

評価:3

■ヒトコト感想
エピソード3,4ではアメリカの第七艦隊との闘いがメインに描かれている。元シーバットをやまとという名に変えて独立宣言をした海江田。アメリカはやまとをテロリストとして始末しようと考える。そこにたつなみの艦長である深町がやまとに乗り込むのだが…。第七艦隊はやまとだけでなく近くにいるたつなみ諸共攻撃しようとする。海江田の圧倒的な戦術によりアメリカの第七艦隊は手玉にとられる。

アメリカの3隻の潜水艦をやまとは魚雷ひとつ撃たずに殲滅している。この圧倒的な強者感がすさまじい。どれだけアメリカ軍に囲まれても突破できる絶対的な自身が海江田にはあり、乗組員たちも海江田を信頼しているのが伝わってくるエピソードだ。

■ストーリー
日本の近海で、海上自衛隊の潜水艦が米原潜に衝突し沈没した。艦長の海江田四郎(大沢たかお)を含む全76名が死亡との報道に衝撃が走る。だが実は、乗員は無事生きていた。事故は、日米政府が極秘に建造した高性能原潜「シーバット」に彼らを乗務させるための偽装工作だったのだ。 ところが、海江田はシーバットに核ミサイルを積載し、突如反乱逃亡。海江田を国家元首とする独立戦闘国家「やまと」を全世界へ宣言する。

やまとを核テロリストと認定し、太平洋艦隊を集結させて撃沈を図るアメリカ。やまとを追いかける、海自ディーゼル艦「たつなみ」。その艦長である深町(玉木宏)は、過去の海難事故により海江田に並々ならぬ想いを抱いていた。

■感想
やまとには核ミサイルが搭載されているのか。その謎が解き明かされないため、第七艦隊は安易にやまとを攻撃できない。その気になれば圧倒的な物量でやまとを破壊できたはずだが、近海が放射能汚染されることを考え躊躇する。

やまとと第七艦隊の戦いは、潜水艦戦へとうつっていく。ここでやまとは米軍の3隻の潜水艦を航行不能にしている。追いかけてくる潜水艦を海底の岸壁にぶつけ航行不能にする。やまとにアンテナをひっかけ航行不能にしょうとした潜水艦を海底に引きずり込んで航行不能にする。

そもそも、やまとが最新の潜水艦なので、最大深度の違いもあり、米軍の潜水艦はやまとにつていくことができない。最後の1隻は海底で座礁した沈没船にぶつかり航行不能になる。これはやまとの性能というよりは海江田がどこに沈没船があり、どのような地形かをすべて把握しているために成功する作戦だ。

少し離れているところでやまとの動きを探知しているたつなみが、状況を解説してくれるので、難しい状況でも理解しやすい。アメリカ海軍を手玉にとるやまとは最高だ。

政治的な側面も描かれている。日本の首相がアメリカの大統領と会談する。日本はやまとを守ると宣言し、アメリカはテロリストとして処理しようとする。新たにアメリカの第三艦隊がやまとの前に立ちはだかるのだが…。ここで自衛隊の護衛艦がやまとを守るためにやってくる。

今ならば絶対にありえない展開だ。米軍の警告を無視してやまとを助けようとするなんて、絶対にありえない。海江田がどこまでの展開を予想しているのか。

第三艦隊、自衛隊、やまとの戦いが次エピソードからスタートする。



おしらせ

感想は下記メールアドレスへ
(*を@に変換)
pakusaou*yahoo.co.jp