2022.7.16 シージャックされた戦艦で孤軍奮闘する【沈黙の戦艦】
沈黙の戦艦 [ トミー・リー・ジョーンズ ]
評価:3
■ヒトコト感想
セガールが大活躍。元特殊部隊の男が今は戦艦ミズーリのコックになっている。シージャックされた戦艦内部で、主要な兵士たちを閉じ込めたかと思いきや、ひとりのコックが全ての計画を狂わす。本作のメインはセガールが孤軍奮闘し戦艦内部で暴れまわる場面だろう。敵対するシージャック犯としてトミーリージョーンズが登場するのだが、このテロリストも元CIAとして、すべてを知り尽くしており、アメリカ海軍の司令部の裏をかく行動がすばらしい。
敵キャラが強烈であればあるほど、孤軍奮闘するセガールの強さが際立つことになる。テロリストがあっさりとミサイルを発射するあたり、事態の緊迫感が高まるのが良い。少数の仲間たちでテロリストを撃退する場面は強烈だ。
■ストーリー
米海軍最大最強を誇るUSSミズーリ号が、テロリスト集団にジャックされた。彼らの目的は、ミズーリ号に搭載されている核兵器の奪取。全面的な核戦争にもなりかねないこの危機に、ひとりの男が立ち上がった。元SEALの秘密戦闘員として名を馳せたライバックだ。世界中が注目する中、今、戦艦は凄絶な地獄の戦場と化した!監督アンドリュー・デイビス、共演トミー・リー・ジョーンズ!あの「逃亡者」の最強コンビとセガールが組んで放つ全米No.1ヒット作!
撃墜される戦闘機!爆発するヘリ!轟沈する潜水艦!その硝煙弾雨の中を艦内から甲板、そして海中へと炸裂するセガールの不死身の肉弾アクション!湾岸戦争での戦艦アラバマ号を使って撮影された、超エンターティメント大作。
■感想
海軍最大の戦艦であるミズーリ号にテロリストが降り立つ。最初は艦長へのサプライズのパーティかと思いきや、降り立ったヘリからはテロリストたちが乗り込んできた。このテロリストに内部で手引きしていたのは副館長だった。
テロリストたちの残虐性が明らかとなる。戦艦の乗組員たちの一部を殺害し、残りは閉じ込めてバーナーで扉を溶接してしまう。すべてを計画していたてテロリスト。元CIAではあるが内部から暗殺されそうになったことを恨みに感じての行動とわかる。
セガール演じるライバックは強烈だ。そもそもがコックではあるが、艦長に一目置かれており、副館長といざこざを起こしたりもする。テロリストに戦艦が占拠された際には、ひとりで武器を自作しテロリストたちと対決している。
ライバックの活躍は海軍の幹部たちにも伝わることになる。ここでテロリストの強烈さと、ライバックの孤軍奮闘具合がこれでもかと描かれている。海軍幹部たちの手も足もでない感が、よりライバック頼りというのが伝わってくる。
トマホークミサイルをテロリストが独自に手に入れた潜水艦へ移植しようとする。テロリストは全てを計画し、最新鋭の戦艦でグアムすらも射程距離に入れている。外部からの攻撃も受け付けない。グアムを人質にとられた政府は何も手出しができない。
闘いの間にライバックから連絡が入るのだが…。そこでのライバックへの丸投げ具合がすさまじい。テロリストたちがライバックの存在を恐れる場面は最高だ。副館長に対してライバックを雇えばよかったという場面も最高だ。
孤軍奮闘するセガールはすさまじいインパクトがある。
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