ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結


 2023.10.24    個性豊かすぎる悪人たち【ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結】

                     
ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結 [ マーゴット・ロビー ]
評価:3

■ヒトコト感想
刑務所に収監されている悪人たちを集め、最強の舞台を作り敵だらけの国に送り込む。冒頭、個性豊かな悪人たちが飛行機に乗せられ某国へ向かう。飛行機内部には癖のありすぎる悪人たちが集っている。人間だけでなくオオカミの化け物のような者までいる。いざ、敵国に乗り込んだところ、敵に待ち伏せされ圧倒的に制圧され悪人たちは皆殺しにされるか、逃げ出したために頭の中に埋め込まれた爆弾が爆発してしまう。

ただ、この最初の悪人たちは囮で別の悪人集団が本命でいた。リーダーのブラッドスポートと仲間たちは個性が豊かすぎる。特にサメ人間は明らかに異質だ。こんな非人間的な悪人たちと戦う敵国もまた地球外生命体を出してくるので、どっちもどっちだ。

■ストーリー
遥か遠く、敵だらけのコルト・マルテーゼに、政府が送り込む世界最凶のスーパーヴィラン軍団。ブラッドスポート、ピースメイカー、キング・シャーク、ハーレイ・クイン、その他色々。ハイテクの武器を装備し、殺る気満々で危険なジャングルを突き進む問題児どもを、現場で率いるのはリック・フラッグ大佐ただ一人。例によって一歩間違えればあの世行き。死への引き金は山ほどある。究極生命体のスターロ大王、仲間の裏切り、アマンダ・ウォラーが直々に手を下すことも。勝ち目など1ミリもなさそうなこの無理ゲー、全滅の予感しかしない!

■感想
犯罪者だけを集めた悪人集団。テロ国家の秘密研究を破壊するために送り込まれた犯罪者たち。すべてがぶっ飛んでいる。個性豊かな能力で戦うのだが、まさにジャスティスリーグの真逆といった感じだ。ブラッドスポートはまともに武器を使って攻撃する。

キングシャークはサメの化け物で銃は効かず人間を食べてしまう。ハーレークィーンはぶっ飛んだ性格で記憶をすぐなくすが、敵を惨殺するのが趣味のような女だ。身体に水玉のようなものを蓄えており、それを噴出することで敵を倒す男やネズミを操る女など、特殊すぎる部隊だ。

残酷描写が続くのだが、コメディの要素がある。舞台のリーダーであるブラッドスポートがネズミが嫌いだったり、ハーレークイーンを助けに向かったはずが、ハーレークィーンは自力で脱出していたり。囚われた大佐を助けようと、敵の拠点を奇襲したは良いが、実はそこは大佐たちの仲間の市民テロ部隊だったり。。。

無茶苦茶な展開であることは間違いない。人を殺すことに何の葛藤もなく、ひたすら実行し続ける悪人たち。敵の研究所を破壊したは良いのだが、そこで実験されていた地球外生命体が世に放たれ暴れまわる。

悪人たちとエイリアンの戦いはすさまじい。エイリアンには絶対に勝てない。悪人たちは次々とやられていく。サメ人間すらもエイリアンに歯が立たない。絶体絶命のピンチを助けるのはネズミ女だ。大量のネズミを呼び出しエイリアンの体中に取りつく。

エイリアンを動けなくしてから最後の仕上げはハーレークィーンが槍を持ってエイリアンの目に突っ込んでいく。はちゃめちゃな展開であることは間違いない。油断しているとサメ人間に食べられるような部隊ではあるが、良いチームだ。

グロい描写が多々ある作品だ。



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