ザ・ロストシティ


 2024.4.30    筋肉バカな男たち【ザ・ロストシティ】


                     
ザ・ロストシティ [ アダム・ニー ]
評価:3

■ヒトコト感想
小説家のロレッタとロレッタの小説の主人公のカバーモデルとして仕事をしてきたアランのドタバタ冒険物語だ。ロレッタが小説の中で古代都市の暗号を解読していることから、億万長者のフェアファックスに拉致され伝説の古代都市を見つけ出すことに無理やり協力させられる。ロレッタを救出するのは元特殊部隊の男だが、あっさりと死んでしまう。この役をブラピが演じているのが信じられないほどのちょい役だ。

サンドラ・ブロックとチャニング・テイタムがメインとはいえ、脇を固める出演者たちも豪華だ。ジャングルの奥地でロレッタとアランのドタバタ冒険が続く。ふたりのロマンスが全く発展しあいような雰囲気で物語がすすんでいくのが特徴だ。

■ストーリー
新作のロマンティックなアドベンチャー小説を完成させ、宣伝ツアーに駆り出された小説家ロレッタ(サンドラ・ブロック)は謎の億万長者フェアファックス(ダニエル・ラドクリフ)に突然南の島に連れ去られてしまう。なんと、彼はロレッタの小説から、彼女が伝説の古代都市【ロストシティ】の場所を知っていると確信したのだった。そんなロレッタ誘拐事件を知り、南の島に真っ先に駆けつけたのは、ウザいモデルのアラン(チャニング・テイタム)。対照的な性格の2人はしぶしぶ手を組むも、予測不能のハプニングが連続!彼らはこのロストシティに隠された謎を解き明かし、島を無事に抜け出すことができるのだろうか!?

■感想
そもそもがロレッタが自分の小説を好ましく思っていない。適当に描いたロマンス小説がヒットし、しょうがなく宣伝活動をしているという感じだ。なので、小説の表紙を飾るアランについてもなんの感情もない。アランはロレッタに興味があるのだが、まったく相手にされないという感じだ。

少しでもロレッタに振り向いてもらおうと必死なアランが面白い。ロレッタが誘拐された際も、真っ先に救出に向かうアラン。プロの元特殊部隊と共にジャングルの奥地に向かうのだが…。

フェアファックスは紳士的な態度を示しているが、やることは強引だ。ロレッタを椅子に縛り付け、一晩じゅう暗号を解読させる。ジャングルの中で紫のキラキラした衣装を着ているロレッタは明らかに浮いている。

フェアファックスの兵士たちは、元特殊部隊にあらかたやられてしまったが、アランとロレッタと捕まえることに成功する。古代遺跡の秘密云々はどうでもよい。オチとしてはロレッタが解き明かした暗号のとおりに古代都市を見つけたは良いが…。フェアファックスの期待するものではなかった。

ロレッタとアランのドタバタが最高に面白い。元特殊部隊のブラピもよい味をだしている。凄腕であるが、乗る車はミゼットのような小型車だ。敵を殲滅したは良いが、スナイパーにあっさり狙撃され死んでしまう。

ロレッタが主導権を握っており、間抜けなアランをフォローするような感じだ。イケメンで筋肉ムキムキのアランではあるが、見た目とのギャップが良い。ヒルに血を吸われ、あたふたしたり、見た目は強そうだが弱かったりする。アランの間抜けさが本作のポイントだ。

ロレッタとアランのコンビが良い。



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