ザ・ハッスル


 2024.8.15     動けて明るいデブが最高だ【ザ・ハッスル】


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評価:3

■ヒトコト感想
動けて明るいデブ女のレベル・ウィルソンとアンハサウェイのコンビ。南フランスで金持ちから金を奪い取る。ウィルソンが冒頭から詐欺の意識なく男たちをだましている。太めの体形であり、男が一目見てがっかりすると、それをタイミングとして詐欺を働く。一方アンハサウェイの方はスマートに仲間と共に詐欺を働く。

そんな二人が出会い、お互いが相手を詐欺ろうとする。最終的にはウィルソンがアンハサウェイの弟子になるような形で、一緒に南フランスの金持ちから金を奪い取る。このコンビは最高だ。ただ、そこに存在するだけ面白いウィルソンと、鮮やかに詐欺を働いたかと思うと、ウィルソンに邪魔されて悔しそうな表情をするアンハサウェイが最高だ。

■ストーリー
レベル・ウィルソンとアン・ハサウェイは、息がぴったりな女詐欺師コンビ。2人は純真な技術者 (アレックス・シャープ) の多額の財産を狙って、彼をだまそうと競い合い、南フランスのきれいな海沿いの街で詐欺を働く。

■感想
ウィルソンは電車の中で見ず知らずの男の前に座り、妹が病気だとひとり語りする。それに同情した男はウィルソンに食事をごちそうするというのだが…。ここぞとばかりにウィルソンは大量の食べ物を注文し男を唖然とさせる。

一方のアンハサウェイは金持ちの男をだますが、警察に捕まってしまう。。。と、実はこの警察もアンハサウェイの仲間だった。まんまと金持ちから大金と宝石を奪い取る。こんな感じで世界中から指名手配されているが、うまい具合に逃げ続けている女詐欺師の物語だ。

ウィルソンはアンハサウェイと出会いそこで騙されてしまう。このままで終わらないのが最高だ。そのままアンハサウェイの弟子となり、詐欺の技術を学ぶ。ふたりでコンビを組んで大金をせしめたとしても、ウィルソンは教師代といわれ報酬をもらえない。

しびれを切らしたウィルソンはアンハサウェイに対決を申し込むのだが…。純朴だがスマホアプリで成功した資産家の男をどちらが落とせるかの対決となる。ここで驚きなのが、ウィルソンが目が見えないふりをして男に近づき、たちまち親密になっている部分だ。

全編通して下品なギャグもあるが、キャラクターが秀逸なのですべてが面白く感じてしまう。詐欺もそれほど、どぎついものではなく笑えるものばかり。最後にはふたりとも共通して騙されてしまうというのが良い。ある種のコンゲームであることは間違いない。

最後の最後で大どんでん返しがあるのもよい。ちょっと人情噺的な展開もありながら、最後は金に執着するあたりも最高だ。ウィルソンとアンが最後に逃げるシーンでは安っぽいキラキラな衣装をきてプレゼントの山に隠れるというのも最高だ。

強烈に面白い物語だ。



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