ザ・コントラクター Blu-ray&DVD【Blu-ray】 [ クリス・パイン ]
評価:3
■ヒトコト感想
膝の負傷により特殊部隊から強制的に除隊させられたジェームス。家族を養うために民間の軍事組織に入るのだが…。国の軍隊よりも民間の軍事会社の方が危険な任務となるのは皮肉なものだ。テロ組織が隠しもつ生物兵器の奪還作戦なのだが…。完全な装備だが、警察に囲まれて仲間たちは次々と撃たれて死んでいく。
生物兵器のデータの奪取には成功したのだが…。厳しい任務かと思いきや、情勢は異なってくる。正義の任務が実は別の要素があった。テロ組織の生物兵器ではなく、研究中のインフルエンザワクチンだった。仕組まれた任務であり、逆にラスティから命を狙われることになったジェームス。元特殊部隊の能力を存分にはっきし、孤高の戦いを続けていく。
■ストーリー
軍事任務での負傷により特殊部隊から強制的に除隊させられたジェームス(クリス・パイン)。家族を養う為に彼が職を求めて行き着いた先は、退役軍人で構成された凄腕の民間軍事組織とその屈強なリーダー ラスティ(キーファー・サザーランド)だった。ラスティの命により、テロ組織が隠し持つ凶悪な生物兵器の奪取に挑むジェームス。
かつての戦友であるマイク(ベン・フォスター)と精鋭チームを組んでアメリカからベルリンに飛び立った一行だが、任務が無事終了する間際、何者かの罠にはまって弾雨を浴びたチームは壊滅状態に陥ってしまう。一体だれが裏切ったのか?その真の目的は何なのか?ベルリンに取り残され追われる身となったジェームスは、全てを明らかにして家族の元に帰るため、たった独り熾烈な戦いに身を投じていく。
■感想
軍の特殊部隊で能力を発揮していたジェームス。膝の怪我の治療のため薬物を使用したことがネックとなり軍を首になる。家族を養うために民間の軍事会社に入ったのだが…。当初はテロ組織の最近兵器奪還だった。ドイツでの作戦は成功したが脱出時に警察に囲まれ仲間が死んでいく。
この時点でジェームスはドイツの警察を撃ったということで不本意な気分となる。正義の軍としての行動から、民間組織でのテロ犯に見えなくもない行動の数々。傷ついた仲間と共に下水道を逃げる姿は悲壮感が漂っている。
何が正義なのかわからない状態のジェームス。追い詰められながらも元特殊部隊の実力を発揮する。追っ手を撃退するのだが、その追っ手が海兵隊だとわかる。明らかにジェームスははめられている。細菌兵器の隠されたデータを手に入れるために研究者の家族にまで迫るジェームス。
そして、データを手に入れたのだが…。そこにはインフルエンザワクチンのデータが隠されていた。テロとは真逆でワクチンで世界を救うために研究者はデータを作成していた。この流れにショックを受けるジェームス。
ジェームスはラスティにはめられたと知り、自分たちの安息を取り戻すためにラスティとの対決を決意する。一人の仲間と共にラスティたちのアジトへ迫る。ジェームスはほぼ一人で戦い続けている。膝に爆弾を抱えた状態で戦い続ける。
ボロボロになりながらも特殊部隊のノウハウを使って生き残る。強烈なのは、研究者の家族に対してタブレットのパスワードを聞く場面だ。子供が生まれた場所だとか、三人目の子供につける予定だった子供の名前までもがパスワードの候補として聞き出している。
孤高の戦いは魅力的だ。